会社員として働くのであれば、少しずつでも頑張りが評価されてどんどん給料アップしていくのが理想ですよね。
しかし、実際は長く働いていてもほとんど給料がアップしないこともよくある話で、1日数時間でも時間が取れるのであれば、本業とは別に副業を始めた方が手っ取り早いことがあります。
今回は普通の人が頑張れば3万程度は稼げるという副業から、本業を超えるくらい稼げる副業について解説します。
「稼げる副業」ってなに?
2018年に副業ブームが到来し、コロナの影響で第二の副業ブームとも言える波が来ています。
今回解説する「稼げる副業」とは、会社員で週5日勤務している人でも空き時間や休日を使ってできる仕事で、努力次第で稼げる仕事を指しています。
副業は最初のうちは結果が出せずに努力を重ねるだけとなることも多いながら、うまくいけば大きく稼げる可能性を秘めているものも多いです。
「副業禁止」はどこまで?
会社の規則として「副業禁止」を規則としている会社もまだまだ多いです。
例えば、女性の場合本業の稼ぎが足りず短時間でも稼ぎやすいキャバクラやガールズバーなどのアルバイトと掛け持ちするケースですが、睡眠不足などから本業に支障が出る可能性もあり副業に該当します。
副業として名前が上がりやすい株やFXなど投資は副業ではなく「投資」になりますが、公務員である教員が不動産投資をしていたことで解雇になったニュースも実際にあり、副業の線引きが難しいと感じた人も多いのではないでしょうか。
公務員の副業は法律で禁止されていますが、その他の会社員については法律的にどこまでが副業に当たるかどうかは曖昧な部分とされています。
自分の会社の就業規則を確認しながら、どこまでが許される範囲なのかを気をつけて働きましょう。
副業禁止の会社で副業していることがバレた場合、厳重注意で済めばいいですが、最悪の場合は減給やクビという可能性があります。
サラリーマンにおすすめの副業
男女共に本業がある人におすすめの副業をまとめました。
クラウドソーシングサービス
クラウドソーシングサービスは、仕事を受注したい人と発注したい人をつなげるマッチングサービスです。
基本的に登録料が無料で発生した報酬から手数料が引かれる仕組みなので、会社で働きながらでも手軽に始めることができます。
比較的初心者でも働きやすい仕事だと「文字起こし」「覆面調査」「アンケート」「ライティング」「レビュー執筆」などがあります。まとまったプロジェクトを受けられるようになれば一気に3万円程度稼ぐことも可能です。
例えば、「文字単価1円で3000文字の記事を10記事」を受注すれば3000字×10記事=30,000円の稼ぎとなります。
納期厳守やマメな連絡などの基本的な部分に気を付け、クライアントと信頼関係を築き上げていくことで継続依頼を目指してみましょう。
WEBライター
クラウドソーシングの仕事の中でも、WEBライターは初心者から始めても月収3〜5万円程度を目指しやすい副業です。
全くの初心者でも、初心者向けでマニュアル付きの案件をこなして少しずつスキルアップ・単価アップを狙いましょう。専業主婦の人でも在宅で空き時間に作業して月収20万円以上を稼ぐ人もいます。
せどり(転売)
せどりとはいわゆる転売のことですが、安く仕入れて高く売るという副業です。
ドンキホーテや中古ショップなどは、在庫処分などで価値のあるものが安値で売られていることが多くあるので、常にアンテナを貼り売れそうなものを仕入れて販売し、差額を利益にしていきます。
また、慣れている人は海外輸入で安く仕入れたものを日本の価格で売ることや卸業者から定価以下でまとめて仕入れるなどの方法もあります。
マスクの買い占め・転売が一時問題になりましたが、人気アーティストのライブチケットを定価以上で転売したり、抽選でしか手に入らないゲーム機を定価以上で転売することは利用規約違反・最悪の場合犯罪になるのでやってはいけません。
フリマ・オークション
フリマアプリやオークションサイトで不用品を売るのは一般的な時代ですが、家にある不用品を売ることに事業性はなく、副業禁止の規則には該当しない可能性が高いです。
フリマアプリの良いところは売れなさそうなものが意外に売れるところです。使いかけのコスメや商品の化粧箱など人気のアイテムなら思った以上に高値で売れることもあります。
家で眠っているブランド物などは大きな収入になりやすいので、家にある不用品を探してみると良いでしょう。
ネットショップ
せどりやフリマとも似ていますが、自分の好きなものを仕入れてネットショップで販売する副業です。
自分で店舗を持ってセレクトショップを開くとなれば初期投資が必要になりますが、ネットショップであれば0円〜少額の投資でネット上にお店を持つことができます。
最初はフリマアプリで仕入れたものを売り、軌道に乗ってきたら自分のECサイトを作って本格的に始めるというやり方もあります。
最初は準備の手間こそあるものの、お金をかけず自分のセレクトショップが作れてうまくいけば本業を上回る収入も見込めます。
ハンドメイド作家
自分でハンドメイド作品を作り、フリマアプリなどを使って販売する副業です。細かい作業が好きで、趣味が収入になったらと考える人におすすめです。
ハンドメイドはレジンや毛糸、ぬいぐるみなど自分の好きな物から始められます。在庫がたくさん作れないうちはフリマアプリに出品して売れるかどうかを見極めることもできます。
ハンドメイドは一般的な価格よりも少し高い値段で売られることが多く、定期的な販売ができればまとまった稼ぎにもなりやすい副業です。
YouTuber
YouTuberは「顔出し」のイメージが強く、自分にはできないと思っている人もいるかもしれません。
確かに顔出しのYouTuberは多いですが、顔を出さなくてもVログと呼ばれる生活の様子や景色などをただ映像に撮った動画で活動する方法もあります。
YouTubeは収益化するまで広告収入は入らず、収益化してからもそこまでの収入は見込めない可能性が高いです。
趣味で空いた時間に動画投稿をしながら、長い目でみて収入を得るのが良いでしょう。
ライバー
ライブ配信アプリを使って雑談などをするライバーはボタン一つで配信ができるので、YouTubeを始めるよりも簡単で収益の結果も出やすいのが特徴です。
配信アプリごとに違いますが、基本的にはリスナーにもらったギフトの一部が収益として還元される仕組みです。
トップライバーになると月収が300万円程度になる人もいますが副業として月3万程度の収益を得る人もそれなりにいるので、気軽に初めて見る価値はありそうです。
会社バレしたくない人は顔を写さない音声配信サービスを検討してみてはいかがでしょうか。
ライブチャット
女性限定になりますが、ライブチャットという稼ぎ方もあります。
ギフトがもらえた分だけというライバーと違って、入室者がいる間は高い時給が発生するため、頑張り次第では月数百万円という普通の仕事で得られないような報酬を得ることも可能な職業です。
カメラ越しに会話する仕事になるため、会社バレが不安な人はウイッグ・服装・メイクなどで変化を出してバレないように工夫する必要があります
オンライン講師
副業は基本的に本業の合間でやる人が多いと思いますが、現在はオンライン対応で個人でもセミナーなどの講師をできる環境が多くあります。
例えば、以下のようなものがあります。
- セミナー講師
- スポーツインストラクター
- コンサルティング
例えば、1回5000円のセミナーを月に6回開催すれば3万円の稼ぎです。
いまではスキルを売る・時間を売るサイトやアプリなどを経由することで、一般人でも簡単に金銭やりとりができて、オンラインで教室を開きやすいです。
内容は自己啓発から実践的な仕事術まで、需要がありそうなものであればなんでも大丈夫です。
アフィリエイト
アフィリエイトは、自分のサイトで商品やサービスを紹介し、そのリンク経由で特定のアクションが行われると報酬が発生するという仕組みです。
方法はいろいろありますが、副業としてブログを耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
アフィリエイトは初期投資0円で始められるので副業初心者におすすめですが、報酬発生までに時間がかかることや最初は報酬が発生しない可能性もあります。
続けることができて、たくさんのアクセスが見込めるようになれば何もしなくても月3万円程度〜もしくはそれ以上の稼ぎが見込まれる場合もあります。
現在は検索上位に上がりづらくなるなど、前ほどブログで稼ぎやすいとは言えない時代です。根気よくトライアンドエラーを繰り返せる人にはおすすめです。
セルフバック
比較的誰でも簡単に3〜5万円程度稼ぎやすいのはアフィリエイトの「セルフバック」という方法です。
アフィリエイトとは本来自分のサイトで商品やサービスを紹介し、他人が紹介リンクから特定のアクションをすることで報酬が発生する仕組みです。このアフィリエイト広告の中には、本人利用OKな広告があります。
特にクレジットカード作成や投資用の口座作成は報酬金額が高く設定されていることが多く、2〜3件の申し込みだけで数万円の稼ぎになります。
クレジットカードは無駄に作りすぎると将来的な審査に影響が出ることもあるので、必要なものを数枚単発的な稼ぎとして利用するのが良いでしょう。
投資
いますぐ使える資金が欲しいというより、将来的に貯蓄を増やしたい人やちいまある貯金を増やしたいという人には投資がおすすめです。
株、FX、投資信託、仮想通貨、不動産投資など種類があるので、自分にあったものを選びましょう。どの投資もある程度用語や仕組みの勉強は必要です。
本格的に投資をするのであれば最低でも10万円〜20万円程度の投資金があった方がいいですが、近頃は貯金がなくてもはじめられるミニ株やポイント投資などは誰でも浮いたお金で始めやすいです。
投資額が小さければ当然稼ぎも少なくなりますが、まずはお小遣いを増やす感覚で手軽な投資を始めてみてください。
初期投資金があるなら「経営」の副業
初期投資がある程度できる人であれば、経営の副業もおすすめです。
ただし、副業禁止の会社で務める人の場合は規約違反になる可能性が高いです。事前に会社の規約を確認しておきましょう。
経営の副業には以下のようなものがあります。
- コインランドリー経営
- 駐車場経営
どちらもよく副業として名前が挙げられるサービスで、人件費がかからないのでメンテナンスなどの除き、本人不在で副業ができます。
どちらにもある程度初期費用が必要になるので、あまり気軽に始める副業というよりは貯金のある人や計画的に副業を始める人に向いているでしょう。
会社に副業バレしないためには
会社に副業バレを気にするサラリーマンは多いですよね。副業禁止の会社も減ってきてはいますが、「説明がめんどう」「プライベートに干渉されたくない」などの理由で会社バレしたくない人も多いのではないでしょうか。
マイナンバーの提出によって「副業がバレるのでは?」と心配する人は多いですが、基本的に自分から言わない限り書類や通知から会社に副業がバレることはありません。
バレる可能性があるとしたら住民税が給料から天引きの「特別徴収」になっている場合、前年の副業の収入が高く他の人より税金が高いということで副業を疑われる可能性が高いです。
納付方法は「自分で納付(普通徴収)」を選ぶ
副業で稼いだ分は経費を除いた年間所得が20万円を超えると確定申告の義務が発生します。
サラリーマンの場合、住民税は特別徴収といって給与天引きになっていますが、確定申告の際に「自分で納付(普通徴収)」に丸をつけて提出するだけで副業分の税金を別で納付することができます。
ただし、住んでいる地域によって普通徴収に切り替えするための理由が必要になり、副業がバレたくないというだけでは受け入れてもらえない可能性があります。
確実に会社バレしたくないという場合、あらかじめ自分の住んでいる地域の普通徴収の切り替えルールについて確認しておく必要があります。
年間所得が20万円以下でも申告が必要
「20万円ルール」といって、副業での稼ぎが経費を除き年間20万円未満であれば確定申告が不要になる制度があります。
確定申告をすれば自動的に住民税の申告もしたことになりますが、20万円ルールによって確定申告をしない場合は別途住民税の申告義務が発生します。
住民税は数円でも稼ぎが発生したら申告が必要になるため、20万円未満だから申告不要というわけではないことを頭に入れておきましょう。
人によっては申告することで払い過ぎた税金が還付金としてお金が帰ってくる場合もあります。
まとめ
サラリーマンでもできるおすすめの副業を紹介しました。
今回の内容をまとめると以下の通りです。
- 副業の定義はきちんとは決まっていない
- マイナンバーから副業が会社バレすることはない
- 確定申告の際には「普通徴収」を選ぶことで会社バレが防げる
- 地域によっては普通徴収への切り替えができない
副業の定義は会社によって様々です。普通の会社員であれば顔出しの活動は副業バレの可能性が高く避けたいものですが、若者向けのアパレルやコスメ会社などは副業禁止でもインフルエンサーやライバーなどSNSの発信活動が許可・推奨されているケースもあります。
自分の会社の規則や確保できる時間と相談して、自分にあった副業を見つけましょう。
本業が忙しく副業にかける時間がない方や、稼ぎを急ぐのであればまずは簡単に稼ぎやすい副業から始めてみてはいかがでしょうか。