近年の働き方改革により、副業に興味を持つ方も多いでしょう。
WEBディレクターの専門スキルを活かして副業を始めてみたい、どのような案件があるのかなど、いざ始めようと思ってもわからないことだらけです。
ここでは、WEBディレクターの仕事内容をはじめ、WEBディレクターの副業についてご紹介します。
WEBディレクターの仕事について
まずは、WEBディレクターについて基本情報をみていきましょう。
WEBディレクターの仕事内容
WEBディレクターは、web製作における現場最高責任者です。
ホームページの作成やリニューアルなど作業するにあたって、WEBデザイナー、プログラマー、コピーライター、イラストレーター、カメラマン、CGアーティストなど様々な専門クリエイターたちを統括し、依頼者の要望に応えるお仕事です。
WEBディレクターのなり方
WEBディレクターになるには医師免許のように必須資格はありませんが、取得すると有利になる資格はいくつかあります。
WEBディレクター試験
ディレクション業務の客観的指標をつくることを目的に創設された試験です。
WEBディレクターとして活動するための基本的な知識やスキルを問う内容なので、まずはこの試験から受けてみるのをおすすめします。
WEBリテラシー試験
webに関わる人全般を対象としたもので、WEBディレクター・WEBデザイナー・WEBプロデューサーの役割を果たすための最重要知識が身についているかを問う試験です。
依頼された案件が円滑に進むように監督することも重要なWEBディレクターにとって、ぜひとも取得しておきたい知識です。
ネットマーケティング検定
webを利用した効率的なマーケティング能力があるかどうかを証明するもので、ファシリテート能力（社内外の調整）やブランディグ能力などを問う内容になっています。
他にもweb関連の資格はたくさんあるので、自分がなりたいWEBディレクターに必要なものから取得するのもいいかもしれません。
WEBディレクターの報酬
WEBディレクターの平均年収は、約５００万円です。
他の職業と比較すると高い傾向にありますが、勤務先や経験・専門スキルによって変わってきます。
キャリアアップのために、問題解決能力や理解能力、提案能力などマルチなスキルを身につけることをおすすめします。
WEBディレクターの副業を探す方法
おすすめの探し方は以下の３つになります。
クラウドソーシングサービスの利用
このサービスは、案件に対して自分から応募することもあれば、反対にクライアント側から声がかかることもあります。
国内最大級の「クラウドワークス」や「ランサーズ」、スキルシェアに特化した「ココナラ」など、どのサービスも無料で登録できるのでおすすめです。
転職エージェントサービスの利用
副業やフリーランス向けのエージェントサービスを利用して、クライアントを見つける方法です。
エージェントが仲介者として関わってくれるので、トラブルが起きた際も心強いです。
実務経験や専門スキルが備わっていないと受注できないこともありますが、その反面案件の単価が高くしっかり稼げます。
副業に特化した「プロの副業」や「Workship（ワークシップ）」などがおすすめです。
知人からの紹介
知人であればすでに自分の専門スキルを知っているので、ある程度の信頼関係を持ってお仕事をすることができます。
ただし、口約束はせずきちんと契約書類を交わすなどプライベートとビジネスの線引きはしましょう。
WEBディレクターにおすすめの副業
WEBディレクターは、普段から様々な専門クリエイターと関わったり、指示するために各分野の知識も身に着けているマルチプレイヤーです。
そのため扱える副業はたくさんあるので、その中からおすすめの副業をご紹介します。
webサイト製作
WEBディレクターと同じ業務なので、難なく始めることができます。
案件によっては、週２～３日の稼働や在宅可能という条件をよく見るので、ペース配分などバランスをとりやすいでしょう。
アプリ開発
スマートフォン上で私用するアプリや業務用アプリの開発を行います。
システム構築も絡んでくるので、エンジニアやプログラマーのスキルもあると更に扱える幅が広がります。
webマーケティング
WEBディレクターはマーケティング関連の知識が付いていることから、おすすめする副業のひとつです。
ディスプレイ広告のバナー作成や、キャンペーンなどの特設ページなどマーケティングに関する素材を作成します。
WEBディレクターに関する執筆
SEO（検索エンジンの最適化）やマーケティングなど、web関連の知識を持っているWEBディレクターはその専門知識を活かせば他のライターとの差別化になり、案件獲得の競争に強くなります。
執筆案件を受注するだけではなく、自分でwebサイトやブログを作り運営することもおすすめです。
WEBディレクターとして身につけた経験や専門スキルがあれば難なく作成できますし、アクセス数が安定すれば広告収入を得ることもできます。
セミナー講師
誰かに教えるのが得意な人におすすめなのがこちらです。
また、WEBディレクターは普段からプロジェクトが円滑に進むようにコミュニケーション能力も必要になるので、これらのスキルを活かせば講師業務はとても充実したものになります。
直接対面する方法やオンライン通信など非対面で行う方法もあるので、自分に合ったやり方でできます。
教えることは自分の持つ専門知識の再確認にもなりますし、セミナーを開くことで新たな人脈ができるので将来独立した際にメリットになります。
まとめ
WEBディレクターの副業は、収入が増えること以外にもメリットがあります。
それは、副業することで独立のプレ体験ができることです。
将来独立を考えている人は、いきなり今のお仕事を辞めて独立するのはリスクが大きいので、まずは副業で独立のプレ体験ができることはとても魅力です。
他にも、WEBディレクターとしての実務経験を積むこともできますし、副業にはたくさんのメリットがあります。
まずは副業の目的を決め、今の勤め先の就業規則確認や上司への相談をしてから、無理のない範囲で副業を始めることをおすすめします。
