副業基礎知識

スマホで撮った写真が売れる?写真撮影で稼げる副業とは

スマホ

SNS人気やスマホの高機能化でプロでなくても簡単に写真を撮り、Web上にアップする人が増加しています。

日常や旅行先で撮った写真は趣味に留まらず、販売して収入を得ることが可能です。自分で撮った写真で稼ぐにはどうすればよいのでしょうか。写真撮影で稼ぐ副業について詳しく紹介します。


写真撮影で稼げる副業とは?

写真販売の副業とは

写真販売を副業にするには、主に2つの方法があります。どちらも空いた時間を有効活用でき、スマホさえあれば、初期費用をかけず気軽に始められる仕事です。

写真販売サイトで写真を販売

企業やサイト運営者などの購入希望者と写真を販売したい個人をつなぐ写真販売マッチングサイト上で画像を販売します。基本的に自分が撮りたい写真を撮り、販売可能です。

クラウドソーシングサイトの案件を受注

クラウドソーシングサイトの案件に応募し、指示された写真を撮影して納品する仕事です。クライアントが希望する画像を撮影し、納品します。

写真販売サイトの仕事内容

写真を販売するには、写真販売サイトで会員登録を行います。会員登録で、身分証明書の提出が必要だったり、簡単なテストや著作権などへの理解が求められることが多いです。

スマホで撮影した写真は、必要に応じて写真の明るさ色味などを加工を行い、サイトにアップロードして、サイト側のチェックを受けた後に販売が開始できます。

購入されるとメールなどが届き、一定以上のポイント数で現金に交換可能です。

写真販売サイトでどれくらい稼げる?

写真が売れると、販売手数料を引いた金額を報酬として受け取り可能です。

報酬率はサイトによって異なり、販売価格の20%〜60%程度が期待できるでしょう。1枚あたりの価格は数十円〜数百円が主流のため、登録してすぐに数万円を稼ぐのは難しく、はじめは数百円〜1,000円程度の報酬を目指すのがおすすめ。登録枚数が増えるにつれて報酬が増える傾向にあり、月に10万円ほど稼ぐユーザーは、5,000枚以上の写真を登録しています。

クラウドソーシングサイトの仕事内容

クラウドソーシングサイトでは、広告素材で使いたいクライアントが写真撮影の仕事を依頼しています。

例えば、美容機器会社の案件は、企業から届いた美顔器を実際に使用して、スマホで静止画5枚、動画5パターンを撮影し納品する仕事です。育毛剤の広告素材のため、髪をセットしている写真や笑顔の写真などをスマホで自撮りする仕事もありました。

自分がモデルとなり撮影をする仕事が多く、顔を出しても大丈夫という人に向いています。

クラウドソーシングサイトでどれくらい稼げる?

案件により単価は異なりますが、1枚500円〜2,000円以上、1案件につき1万円以上という高単価の仕事が多いです。

クラウドソーシングサイトを利用すると、手数料として20%程度が報酬から引かれ、銀行へ振り込まれます。継続案件は少ないですが、報酬は高めの設定のため、単発の仕事を受注すれば月に2、3万円を稼ぐことができるでしょう。

写真撮影の副業で稼ぐためのコツ

経験が少ないけど販売可能?

写真販売サイト、クラウドソーシングサイトでは、プロのような一眼レフや機材がなくても、高機能カメラ付きスマホ1台で稼いでいる人が多く登録しています。

企業や個人が欲しいという写真であれば、写真撮影のスキルや経験は問われません。プロの写真よりもあえて、一般の人が撮影したような自然な日常写真が欲しいというニーズが高いことから、経験が少なくても販売するチャンスは増えています。

撮影のテクニック

写真販売サイトのダウンロードランキングを見ると、どんな写真が売れているのかがわかります。

売れ筋の写真と同じシチュエーションの写真を撮るのが売り上げを上げる方法です。写真は広告で使われることが多いため、写真に文字を入力できるようなスペースがある構図は人気があります。正面の写真だけではなく、アングルや構図を変えた写真をいくつか用意しましょう。

クラウドソーシングサイトの案件では、しっかりとクライアントの希望通りの写真を納品することが大切です。

検索されやすいようにする

写真販売サイトを使う時、登録されている膨大な作品の中から自分の写真を探し出してもらうためには、検索でヒットしなければなりません。写真から思い浮かぶキーワードを最大数、タグ付けしておき、たくさんの人の目に留まりやすいようにしましょう。

イベントや季節を考慮

写真販売サイトで販売するクリスマスや夏休みなどのイベントの写真は、3ヶ月前に季節を先取りして投稿するのがおすすめです。

企業は広告等のため、早い段階から準備をするので、直前では需要が少なくなってしまいます。季節やイベントの写真は早めに登録をしてください。

人と被らない写真

写真販売サイトでは、構図が他者と全く同じものはアップロード時に弾かれてしまうことも多く、自分なりの色を出した写真を登録することが重要です。

撮影している人が少ないテーマや、特定の場所や時期でなければ撮影できないような写真は一定のニーズがあります。逆に部屋の何気ない風景や、食卓の様子など普段がそのまま出るような写真も人気です。

売り上げを上げるコツ

写真販売サイトの単価は低いため、売上が30円、300円など、結果がなかなか出ずに諦めてしまう人が多いです。定期的に写真をアップロードすることで、ユーザーから目に留まり、売れる可能性も上がるため継続的に投稿を続けましょう。

写真販売サイトでコツコツ稼ぎ、単発の仕事をクラウドソーシングサイトで受けることで安定した副収入を得られます。

スマホだけで写真販売ができるサイト

スナップマート

インスタ映えする写真をテーマに、スマホで撮った写真素材を販売するサイトのスナップマート。撮影から販売までスマホひとつで完結します。出品した写真数や販売数によってユーザーランクが決まり、報酬率はレベル1の30%からレベル7の60%で、ユーザーランクが上がれば上がるほど1枚あたりの報酬額が多くなる仕組みです。

SNSで人気のありそうな写真を撮ることで売り上げを伸ばすことができるでしょう。

Slepy

セルピーは企業のリクエストに従って写真を撮るサイトです。SNSにシェアすることでさらに売上金がアップします。フォロワー数がある程度あるSNSを持っていることが必要ですが、企業のプロモーションなどで利用され、スマホ1つでお小遣い稼ぎが可能です。

写真撮影の案件が多いクラウドソーシングサイト

クラウドワークス

日本最大級のクラウドソーシングサイトのクラウドワークス。「写真・画像・動画」のカテゴリーでは、街の写真や自撮りなど、数百件の案件が募集されています。事前に仕事内容がわかるため、撮りたい写真に合わせた仕事が探せるでしょう。システム手数料が20%かかるため、案件の報酬を確認してから応募してください。

著作権や肖像権の侵害に注意

人物や建造物を撮影する時

人物が入る写真を登録するときには、肖像権法でモデルの肖像権使用承諾書が必要なことも多いです。

自撮りの写真ではなく、他人が映っている写真を登録するときには肖像権侵害になるケースがあるので注意しましょう。モデル本人から許可を得たり、映っているのが誰なのか判明できない場合には肖像権侵害にあたりません。

公共の建物は著作権がありませんが、金閣寺や芸術作品など著作権があり商業目的で撮影できないものもあるため、事前に確認しましょう。

写真販売サイトの規定を確認

写真販売サイトやクライアントによって、禁止事項や写真のピクセル数などが決まっていることが多いです。事前に規約に合っているのかどうかを確認してから、登録や案件への応募を行いましょう。

著作権がクライアントに帰属する案件も多いため、事前に内容をよく精査してください。

まとめ

誰でもスマホ1台で写真を撮り、その写真を販売することができるようになりました。

自分が撮りたい写真を登録し、販売枚数に応じた報酬が支払われる写真販売サイトやクライアントの要望通りの写真を撮って販売するクラウドソーシングサイトを利用して副業ができます。

写真を撮影する時には、自分の個性を出せる写真を季節ごとに先取りして行い、広告に使いやすいような構図を考えて複数枚撮るのが重要です。写真販売サイトではすぐに売上が上がらなくても継続的に写真を登録することで売上を伸ばすチャンスがあり、クラウドソーシングサイトでは高単価の案件にチャレンジできます。

著作権や肖像権の侵害にならないように注意し、規約をしっかりと確認してから写真を販売しましょう。