近年は働き方が多様化しており、副業やスキマ時間の有効活用として在宅ワークの注目度はどんどん上がっています。
この在宅ワークで収入を得るためのポイントになってくるのが、有利になる資格を取得しているかどうかです。
もちろん、資格を取得していなくても在宅ワークで稼ぐことはできますが、資格があることでスキルの証明ができ、仕事内容によっては単価を上げることにもつながります。
また、職種によっては資格がなければできないお仕事もあるので、あるに越したことはありません。
在宅ワークの仕事・副業をするのに有利になる資格
在宅ワークをするうえで有利になる資格はたくさんありますが、稼げない資格を選んで勉強時間を無駄にしたくないですよね。
在宅ワークに役立つ資格選びのポイント
資格を取得しようと思っても、「資格の種類が多すぎて、どれを選べば良いのかわからない」という人も多いでしょう。
そこで、資格選びの際に注意したいポイントについて解説します。
自宅で資格の勉強ができる
在宅ワークを希望する人は、本業や家の事情などによって出勤して働くことが難しい場合が多いでしょう。
資格のスクールやセミナーに通わなければ取得できない資格では、勉強時間の確保さえも厳しくなってしまいます。
そのため、通信講座で取得できる資格など、「自宅で勉強できる」「勉強時間を確保しやすい」資格を選ぶことをおすすめします。
中には、在宅受験が可能な資格もあるので、そのあたりの条件を確認することもポイントになってきます。
始める在宅ワークの職種に活きる資格を選ぶ
これは大前提になるポイントですね。
在宅ワークとひとことで言っても、パソコンを使うお仕事や手作業で行うお仕事など、様々な種類があります。
それぞれのお仕事に活きるぴったり合った資格はもちろん、1つの資格で様々な分野にも活きるものもあるので、それを選ぶことも1つの方法です。
在宅ワークに役立つおすすめの資格
ここからはおすすめの資格と、それが活きる在宅ワークも併せてご紹介します。
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
国際資格の一種で、Microsoftの「Word」「Excel」「PowerPoint」などの利用スキルを証明する資格です。
パソコンスキルを証明することはもちろん、パソコンを使った業務や作業の効率化が図れます。
在宅ワークの代表である「データ入力」や「WEBライター」、「資料作成」などパソコンを使用した在宅ワークを始めるなら取得しておいて損はないといえますし、本業でパソコンを使う人にも役立つおすすめの資格です。
校正技能検定
雑誌やパンフレットなど、原稿の誤字や脱字をチェックし訂正する校正スキルを証明する資格です。
プロの校正者にも広く認知されている資格であり、漢字や言葉の正確な理解や用語の使い方、専門用語の知識などが身につきます。
校正者は在宅で仕事をしている人も多く、仕事が早く丁寧な人は固定クライアントが付きやすいです。
「校正」の他にも、「ライター」や「書類作成」、「在宅秘書」などにも役立ちます。
テープ起こし技術者資格検定試験
データ入力と並ぶほどの知名度がある在宅ワーク「テープ起こし(文字起こし)」のスキルを証明する資格です。
日本語表記の様々なルールやテクニックを知らなければ行えない専門スキルであり、校正技能検定など他の資格と組み合わせても活きてきます。
また、この資格を取得していると「資格保有者専用のお仕事情報サイト」が利用できるので、お仕事探しにも有利です。
日商簿記検定
会社のお金(会計)に強くなれる資格です。
記帳代行、請求業務代行、給与計算代行といった「経理代行」を始めるなら、ぜひ取得しておきたい資格であり、ゆくゆくはフリーランスとして活動したい人にも簿記の知識やスキルはとても役立ちます。
賞状書士
字がきれい、習字が得意な人におすすめなのが、この資格です。
「賞状書士」とは、卒業証書や各種賞状、式典案内状の宛名などを毛筆で書く仕事であり、毛筆道具と書くためのスペースがあればできるので、毛筆が得意な人の在宅ワークとして人気を集めています。
スキルの証明はもちろん、習字教室を開く際にも役立つのでステップアップにも活かせます。
TOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)
英語によるコミュニケーションとビジネス能力を証明するので、「翻訳」や「英会話教室」など英語力を活かした在宅ワークを考えている人におすすめです。
高得点になれば、評価につながる企業や転職に役立つ場合もあるので、在宅ワーク以外にも活きてきます。
FP技能検定
ファイナンシャルプランナーの専門スキルを証明する国家資格であり、家庭のお金(家計)に強くなれる資格です。
主婦(主夫)が副業目的で取得することが多いため競争が激しいですが、知識やスキルは持っていて損はありません。
プライベートのお金管理にも役立つのでおすすめです。
秘書検定
社会人なら誰でも身につけておかなければならない基本的な常識力を測り、身につけられる試験です。
近年はリモートワークという働き方も浸透しつつあるので、「在宅秘書」というお仕事も人気を集めています。
秘書を目指している人に限らず誰でも受けることができ、相手に「感じが良い」という印象を与えることができるので、コミュニケーション能力が求められるお仕事にもおすすめです。
ネイリスト技能検定
「自宅でネイルサロン」や「ネイルチップを作成して販売」といった、ネイルスキルを証明できる資格です。
無資格技術者による健康被害がニュースで話題になったこともあるので、資格を取得することはお客さんへの安心感にもつながります。
まとめ
在宅ワークをするうえで、資格はないよりはあった方が役に立ちます。
例えば、副業の案件に応募してきた人が似たような経歴なら、資格を持っている方を選びますよね。
逆をいえば、その程度しか参考にしないという意味でもあるので、なかなか資格を取得できないからといって悲観することはありません。
資格取得は時間もコストもかかるため、どの資格が自分に必要か、そもそも本当に資格は必要なのかについて、今一度考えると良いでしょう。