副業基礎知識

保育士は副業OK?保育士におすすめの副業も紹介

保育士

共働きの家庭が増え、保育士の需要が増加しています。
保育士の仕事は子供の身の回りの世話をし、一緒に遊ぶなど子供の成長に直接関わることができる仕事です。女性に人気のある仕事のひとつですが、男性の保育士も多く活躍するようになりました。

ここでは、保育士の仕事とその副業について詳しく紹介します。


保育士の仕事内容

保育士になるには?

保育士になるには厚生労働省指定の養成施設を卒業するか、国家資格の保育士試験に合格し、都道府県の保育士登録簿に登録しなければなりません。
厚生労働省が指定する専門学校や大学などで保育に関する知識や技術を獲得すれば、無試験で資格を取得することができます。

指定外の大学や専門学校を卒業して、保育士を目指す場合、保育士試験に合格することで保育士資格を得ることが可能です。
高卒程度の学歴の場合、実務経験を2年以上経験すれば同じように保育士試験の受験資格を得られます。

保育士の資格は、年齢制限はなく、通信教育などで知識を習得することができるため、子育て経験のある主婦や違う職種からのキャリアチェンジで目指す人も増えているのです。

保育士の仕事内容

保育士は、主に保育所や託児所に勤務します。0歳〜5歳児までの子供達のクラスで、子供の食事、排泄、遊びといった生活習慣を身につけていくサポートをするのが仕事です。
子供に関わる仕事だけでなく、保護者との連絡や相談などのコミュニケーションも欠かせません。
保育園内でのイベント企画や地域との交流などその仕事は多岐にわたります。

保育士の副業OK?禁止?

保育士は副業をしても良いのか、解説していきます。

公立保育園の保育士

区営、市営など地方自治団体によって運営されている保育所で働くと、地方公務員になり、地方公務員法38条により営利目的の副業が基本的に禁止されています。副業をすることが法令違反になり、場合によっては免職処分になることも。

公営の保育園に勤める場合には副業に注意しましょう。

私立保育園の保育士

私立保育園で働く場合、副業ができるかどうかは就業規則で判断します。
就業規則で副業の禁止がなければ基本的に副業をしても問題ありません。
就業規則で禁止されている場合には、解雇の恐れがあるため注意が必要です。

保育士の仕事は仕事量に比べて給与が低い園があり、収入を増やすために副業を考える人も多いでしょう。
本業で仕事が忙しい場合、無理に副業をすると心身に支障をきたす可能性があるため、副業は無理のない範囲でおこなってください。
保育園の近隣で仕事をすると、保護者や園児にばれやすいため、働く場所にも注意しなければなりません。

税金面で勤務先にばれないためには、確定申告で副業分を普通徴収で申告します。
副業分の税金は自分で納めることができるため、勤務先にばれません。

保育士の副業探しにおすすめの方法

保育士が副業を探すのにおすすめの方法を紹介していきます。

求人サイトを利用

求人サイトは副業を探しやすい媒体のひとつで、働きたい曜日や職種を絞って探せます。
求人サイトに掲載されているアルバイトはWワーク可能な仕事が多いため、安心して副業をすることができるでしょう。

保育関連の仕事に強みがある専門サイトを使うと、条件に合った仕事が見つかります。

保育のお仕事

「保育の仕事」は、保育専門の転職サイトで、施設形態やパート勤務の仕事が探せます。
人気の保育園経営法人の案件が多く、未経験者や短時間のパート情報も豊富です。

保育パートナーズ

保育業界専門の「保育パートナーズ」は、保育士資格を持っている人が働ける職場で幅広く求人を出しています。
パートアルバイトの採用決定でお祝い金がもらえるのも人気です。

ベビーシッターとして登録する

ベビーシッターとして登録すると、個人宅や契約保育所で自分の都合がいい時間に働けます。
個人宅で働けば、保護者や関係者に会いにくいというのもメリットです。
登録は無料で、働きたい時だけ調整できるので、無理なく働けます。

ポピンズシッター

ポピンズシッターは、ベビーシッターと短時間の保育園勤務が可能なベビーシッターサービス。経験や保育士資格によって、給与は自分で設定します。
業界では初めての当日支払いサービスに対応しており、最短で当日に報酬の受け取りが可能です。
トラブル時の補償も万全で、安心して働けるでしょう。

KIDS LINE

KIDS LINEは、本業の仕事に合わせてスケジュールを自由に組めます。時給は1,300円〜で、経験や経歴により時給アップが可能です。
保育だけでなく、朝夕の送迎だけや買い物中の短時間の預かりなど、空いた時間にできる仕事があります。

副業として登録する人が多いため、無理のない働き方ができるでしょう。

保育士におすすめの副業

保育士がやるとしたらおすすめの副業を紹介します。

ライブクイズアプリ

スマホからクイズに答え、賞金を獲得するのがライブクイズアプリです。
賞金は全問正解をした人たち全員に分配される仕組みで、賞金が10万円で正解者が100人いた場合、1人当たり1,000円の賞金が獲得できます。

毎日、ライブ配信がされているので、すきま時間にゲーム感覚で楽しみながら稼ぐことができるでしょう。

アンケートモニター

簡単なアンケートや商品を使った感想を書くアンケートモニターは、1分程度の時間があればすぐに回答ができる仕事です。
使ったことのある商品の感想だけでなく、開発中の化粧品や商品を実際に試すこともあるため、新しいものが好きな人にぴったり。

自宅に居ながら参加できますが、単価は10円〜500円が多いです。
数日間行う商品モニターの場合には、3,000円〜10,000円以上の報酬が期待できます。

ライター

自宅で気軽に記事を書くだけで仕事ができるのがライターの仕事。
パソコン操作ができれば、初心者でも記事を書くことができます。
記事内容は、育児やファッションなど身近な内容なので書きやすいでしょう。

クラウドソーシングサイトに登録し、募集されている案件に取りかかることですぐに副収入を得られます。単価は、1文字0.3円〜ですが経験により単価をアップさせることが可能です。

まとめ

保育士の仕事は子供と関わり、成長を通じてやりがいを感じる仕事で、社会的需要が高く、今後もその需要は拡大していくでしょう。
副業は公立保育園では基本的に禁止されており、私立保育園では就業規則によって決められているので確認してください。

副業ができる環境であれば、他の保育所やベビーシッター登録で保育士の仕事を見つけることができます。
自宅に居ながらできる、簡単な仕事もあるので、本業に合わせて無理のない副業を見つけましょう。