副業サービス・副業サイト

coconala(ココナラ)とは?サービス内容や手数料などを解説

ココナラ

ココナラは「得意を売り買いできる」スキルマーケットです。

他のクラウドソーシングサービスとは違って、「自分できるサービス内容」を「自分の希望の値段」で販売できるため、特別なスキルがなくても趣味レベルの特技でも稼げる可能性があります。

スキル出品の敷居が低いため、誰でも副業として始めやすいメリットがありますが、ライバルが多くなかなか購入されないというデメリットもあります。

今回はココナラのサービス内容や稼げるのかどうかについて解説していきます。


coconala(ココナラ)とは?

ココナラのサービス

ココナラは株式会社ココナラが運営するスキルを売り買いできるスキルマーケットです。

スキルと言うと特別な能力がなければいけないようにも思いますが、ココナラは最低出品価格500円からライトなスキルからプロスキルまで出品できるので、趣味の延長線でのお小遣い稼ぎやスキマ時間の副業としても向いています。

今回はスキルマーケットのココナラに焦点をおいて解説しますが、ココナラには写真撮影やネイルサロンなど実際に会って仕事をしたい人のための「ココナラミーツ」や法律相談ができる「ココナラ法律相談」などのサービスも展開されています。

自分のスキルを500円から出品可能

ココナラは自分のスキルをいくらで出品できるか設定することができます。

最低出品価格は500円(カテゴリによっては1,000円)、最大で1,000,000円の価格設定が可能です。

他のクラウドソーシングサービスだと基本は募集案件に応募して仕事を取りに行く必要がありますが、ココナラは自分のできることを自分に合ったレベルの価格設定で出品できるため敷居が低いです。

また、買う側はプロ品質を求める人もいればライトユーザーも多いので、趣味レベルの出品でも売れる可能性があります。

オプション価格も設定することができるので、作業量に応じた細かい値段設定も可能です。

オンライン上で取引可能なサービスが出品可能

ココナラでは、オンラインで取引可能なサービスが出品可能です。

チャット・メール・ビデオ通話・電話・コンテンツなどやり取り方法も出品のサービス内容によって様々です。出品・購入・決済などはシステム上でやり取りできるので、未払いのトラブルなどもありません。

また、依頼によって価格設定が難しいものでも「見積もり依頼」という事前に相談のやりとりをして納得のいく価格を提案できる機能もあります。

coconala(ココナラ)の仕事

ココナラの仕事は自分ができる内容を出品するだけなので、出品したサービスが購入されたら仕事になります。

自分の趣味・スキルが仕事になる

ココナラに出品されているサービスの中で、普通の学生や主婦でもできそうなサービスだと以下のような物があります。

  • SNSのアイコン描きます。
  • 愚痴・相談聞きます。
  • メイクのアドバイスします。
  • 勉強教えます。
  • 文字起こしします。
  • 文章書きます。

ココナラでサービスを探す人の多くは「プロに頼むのは敷居が高い・相場がわからない」などの理由からあえて個人の出品者から選びたい人も居るでしょう。特に相談系のサービスは特別なスキル・資格がなくても出品しやすいです。

もちろん資格や実績があれば購入されやすいかもしれませんが、普通であることも選ばれる基準になることがあります。

ココナラはカテゴリも幅広く規約に違反するものでなければ基本的になんでも出品できますが、同じような出品者が多いと評価のないうちは埋もれてしまいなかなか売れないことも考えられます。

システム手数料は最大25%(税別)

ココナラは出品者の報酬額から最大25%(税別)のシステム利用手数料が引かれる仕組みです。

他社の大手クラウドソーシングサービスでも最大20%が相場なので、25%の手数料は他に比べて高めの手数料設定です。

消費税10%が別途かかるため、最大実質27.5%の手数料率になります。
(手数料が25%だった場合の計算例:25%×1.1=27.5%)

ココナラの手数料一覧は以下の通りです。

トークルームごとの販売総額手数料率
1円〜5万円以下の金額部分25%(税別)
5万円超〜10万円以下の金額部分20%(税別)
10万円超〜50万円以下の金額部分15%(税別)
50万円を超える金額部分10%(税別)

出品内容によりますが、1回の取引で5万円を超えるのはそこそこスキルが必要な仕事であるか何件かまとまった量の仕事だと考えられるので、基本的には25%だと考えて良いでしょう。

振込手数料は160円

ココナラの報酬振込手数料は160円です。また、3,000円以上は振込手数料無料です。

他社クラウドソーシングサービスでは報酬金額に関わらず500円程度の出金手数料がかかることも珍しくないので、良心的な値段設定だと言えます。

報酬金額が160円を超えると振込申請ができるようになります。ココナラの売上金には120日間の期限があるので、忘れずに出金申請をしましょう。

ココナラで稼ぐのに必要なこと

ココナラは趣味レベルのスキルでも気軽に出品できるのが魅力ですが、その分同じような出品者が多く埋もれやすい傾向にあります。

実際に出品一覧を見ていると評価がたくさん付いている(たくさん取引をしている人)は一部だけで、ほとんどの出品者が数件しか評価がついていないことや評価ゼロの人も多くいます。

似たような出品の中で購入されるためには、プロフィールの充実や魅力的な説明文など買われるための工夫が必要です。

例えば以下の内容を気をつけましょう。

  • プロフィールに経歴・実績などの記載があるか
  • 自分と同じスキルを売っている人がどのくらいいるか
  • 値段が高すぎないか
  • 自分が購入する側なら自分の出品を選ぶかどうか

プロフィールが「よろしくお願いします。」などの一文の人は多いですが、似たような出品者が多い中でプロフィールが無いのは選ばれづらいです。

いままでの実績がなければ、「どんな点を意識して作業するか」「納期よりはやく納品する」など、他の人とは違うアピールポイントがあると選んでもらいやすくなります。

ココナラは副業というよりお小遣い稼ぎ

ココナラサービス内容や値段設定を自分で決められるので、需要がありそうなサービスを出品すれば副業として稼げる可能性はあります。

オリジナリティのある特技やビジネススキルのある人は稼ぎやすいですが、ライトなスキルは似たような出品内容に紛れやすく購入されづらいため、決して登録すれば稼げるというサービスでもありません。

「ココナラは稼げない」と言われる理由は以下のものがあります。

  • システム利用手数料が他社サービスに比べて高い
  • 趣味レベルでも気軽に出品できるためライバルが多い
  • 出品して最初に購入されるまでに時間がかかる可能性がある
  • 出品金額が高すぎると売れない・安すぎると稼げない

ココナラは気軽に出品しやすいため、ライバルが多いです。出品しても一度も購入されない場合は出品内容を度々見直す必要もあります。

特に高めの値段設定は評価実績がないと購入する側もなかなか購入に踏み切れません。当然ですが、安すぎる値段設定は手数料も引かれて稼げません。

会員登録は無料なので一度利用してみるのがおすすめですが、副業として稼いでいくのであれば他のクラウドソーシングサービスとの併用を考えるのが良さそうです。

まとめ

今回の内容をまとめると以下の通りです。

  • ココナラは得意を売り買いできるスキルマーケット
  • スキルや資格がなくても出品できる
  • サイト上だけで取引が完結するので安全
  • すぐに売れる可能性もあれば一度も売れない可能性もある
  • ココナラで稼ぐならプロフィールや出品内容の工夫が必要

ココナラは登録料無料で誰でも簡単に始めやすい副業です。

手数料が高い・ライバルが多い・埋もれやすいなどのデメリットもありますが、アマチュアの人がプロを目指すための練習・登竜門として利用することや自分のスキルの価値を試すなどの利用がおすすめです。

最初はコンスタントに売れない可能性も高いので、他のクラウドソーシングサービスとの併用を検討するか、初心者・ノースキルでも簡単に稼ぎやすい副業から始めてみてはいかがでしょうか。