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クラウドソーシングの「conyac」とは?副業で稼げる?

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conyacは世界中のユーザーから仕事を受注・発注できるグローバルクラウドソーシングサービスです。

副業を考える人のなかには、まずクラウドソーシングサービスに登録する人も多いです。conyacは翻訳に特化しているサービスのため、得意な言語が日本語しかない人やノースキルで経験を積んで稼ぎを増やしていきたい人にはあまりおすすめではありません。

今回はconyacのサービスについてや稼げない理由を解説していきます。


conyacとは?

conyac(コニャック)とは、Xtra株式会社(旧社名:株式会社エニドア)が運営するグローバルクラウドソーシングサービスです。

クラウドソーシングサービスとは仕事を受注する人と発注する人をマッチングするサービスですが、conyacは翻訳の仕事に特化していて、世界中のユーザーから仕事を受注・発注できるのが特徴です。

最初に使用できる言語を選ぶため、英語やその他の言語が使用できる場合は応募できる仕事の幅も広がる可能性があります。

仕事の流れ

cnyac受注の流れ

conyacの仕事の流れは、まず無料登録をしてプロフィールを充実させます。

募集中のお仕事に応募するか、クライアントから依頼が来るのを待ち契約をします。契約完了後に成果物を納品して検収されれば報酬発生するという流れです。

また、Light依頼・Standard依頼という翻訳のお仕事があります。Light案件は誰でも作業可能ですが、先着2名までしか報酬がもらえません。

Standard依頼は一定のステータスにならないと作業ができません。また、仕事を受けてから制限時間以内に仕事を完了させる必要があります。

翻訳に特化したサービスのため、もともと英語やその多言語で得意がある人以外は、登録してもお仕事がほとんど受注できない応募できないという点に注意です。

conyacで副業は稼げる?

conyacでは翻訳以外にも、いろいろなお仕事を受注することができます。

翻訳に特化しているクラウドソーシングサービスのため、使える言語が「日本語」のみでノースキルとなると、仕事として狙えるのは「ライティング」か「簡単作業・その他」あたりです。

しかし、言語「日本語のみ」で登録をしてライティングカテゴリを見ると3件しか出てきません。また、簡単作業のお仕事は2件と仕事の少なさが伺えます。(どちらも2021年2月現在)

また、数打てば当たるというわけでもなく言語条件が合わない仕事内容は「提案不可」と表示が出ていて提案できないようになっています。

ノースキルでも応募できる募集に関してはこれから改善の余地はあるかもしれませんが、翻訳ができるくらい英語が得意な人でないとconyacで本格的に副業するのは難しいです。

翻訳はランクが高くなければ稼げない

conyacのフリーランサーにはステータスがあり、翻訳で高単価の仕事をしたい場合はレベルテストを受けてステータスをあげる必要があります。

登録時はスターター(STARTER)というステータスからスタートで、MarketとLight依頼のみ受注が可能です。

Marketとは応募(提案)をして選定されればお仕事開始という流れのため、高額の案件が多い分最初は慣れるためにLight依頼をこなしていくのがおすすめです。

conyacのステータス

cocyacには「翻訳者ステータス」というものがあり、レベルテストを受けることでステータスをあげることができます。

登録したばかりのときは「STARTER(スターター)」ですが、その後のレベルテストを受けて「STANDARD(スタンダード)」以上を目指すことで稼ぎやすくなります。

レベルテストの判定がSTARTER(High)だった場合は再テストまで1ヶ月STARTERやTRAINEEの場合は再テストまで3ヶ月の期間が必要です。

TRAINEE(トレーニー)

トレーニーは登録時(スターター)よりも低いステータスです。

翻訳の質が悪かったり、レベルテストで基準に満たなかった場合にトレーニーになります。

なにがだめだったのか見直しをして、再度レベルテストを受けることでステータスを戻すことができます。

STARTER(スターター)

フリーランサーは全員スターターのステータスからスタートです。

Light依頼とMarketの依頼を受けることができます。最初からMarketの依頼を受けてもいいですが、最初は提示できる実績がなければ難しいです。

Light依頼をこなしながら流れをつかんでスタンダードのステータスを目指しましょう。

STANDARD(スタンダード)

スタンダードになるとStandard依頼が受けられるようになります。

Standard依頼では文字単価が0.4円〜とアップするため、まずはスタンダードを目標に目指していくのがおすすめです。スタンダードのステータスになるためには以下の条件達成が必要になります。

  • ・良いレビュー評価を3つ受ける
  • ・レベルテストでStandardの認定を受ける

良いレビューだけじゃなく実力がなければスタンダードになれませんが、経験者であれば比較的はやく到達できるのではないでしょうか。

SENIOR(シニア)

ステータスがシニアになるとconyacからの直接依頼を受けることができるようになります。

シニアになるためにはレベルテストを受けて「シニアの認定を受ける」必要があります。

EXPERT(エキスパート)

エキスパートになるためには今度別途テストを設ける予定とのことです。

conyacの仕事の種類

conyacの仕事の種類は3種類あります。

Light(ライト)依頼Standard依頼Marketと分類があり、登録したばかりのレベルとだとLight依頼とMarketのみ受注できます。

少しややこしくはなりますが、レベルのスタンダードと依頼のスタンダードは別物ということも頭に入れておきましょう。

Light(ライト)依頼

1文字に付き720文字(日中韓は240文字)までという制限がある翻訳依頼です。

Light単価は安いもので0.1円〜程度でかなり安いため、720文字を翻訳したとして72円とお小遣い程度の稼ぎしか見込めないのがわかります。

さらに気をつけなければいけないのが、報酬をもらえるのは提出から先着2名までです。conyacは翻訳のスピードも求められるので、最初は数をこなしながら力をつけていくと思った方が良いでしょう。

STANDARD(スタンダード)依頼

スタンダード依頼は、レベルテストに合格してステータスがSTANDARD(スタンダード)以上の人しか受注できない依頼です。

登録したばかりの人で、ステータスがスターターのうちは受けることができません。文字単価は0.4円〜と報酬アップされますが、単価が低いことには変わりありません。

レベルテストを受けて少しずつ高報酬を目指していくのがいいでしょう。

Market(マーケット)

Market(マーケット)の仕事は募集に対して応募(提案)をして仕事を受注していく形になります。

ステータスに関わらず応募ができるため、案件によって応募が殺到しやすいため最初は受注するのが難しいこともあります。

依頼する側もできれば経験者や評価がある人にお願いしたいと思っているため、過去実績やポートフォリオの提示などができなければ受注が難しくなります。

最初からマーケットにチャレンジしてもいいですが、Light依頼やStandard依頼をこなしながら実績をつけていくことはある程度必要になるでしょう。

conyacはスキルがないと稼げない

全てのクラウドソーシングサービスに言えることですが、スキルがない人は稼ぐのは難しいです

他のクラウドソーシングサービスならノースキルの初心者でも、初心者向けの単価が安い案件を受けながら少しずつ単価を上げていくという方法があります。

conyacでもLight依頼から始めて、レベルテストを受けて少しずつ単価アップを目指すことはできます。しかし、翻訳に特化したクラウドソーシングサービスになるため、日本語以外書けない・喋れないとなるとかなり厳しいでしょう。

稼ぐならMarketを狙う必要がある

conyacでそれなりに稼いでいくには、Marketで高単価の依頼を受注してこなしていく必要があります。

他のクラウドソーシングサービスでいう「プロジェクト案件」にあたりますが、選定されなければ働けないということや頑張って応募(提案)しても経験者が優遇されていくなどから、ノースキル・初心者の人がこれから稼ぐ場所としてあまりおすすめのサービスではありません。

まとめ

今回の内容をまとめると以下の通りです。

  • 翻訳に特化したクラウドソーシングサービス
  • 使える言語が日本語のみだと仕事をするのは難しい
  • 他のクラウドソーシングサービスよりノースキルは稼ぎづらい
  • 実務経験や翻訳経験がある人にはおすすめ

他のクラウドソーシングサービスなら初心者からコツコツ始めて月収をあげている人もいますが、conyacは言語が日本語のみでは稼いでいくのは難しいサービスのため、簡単な副業としてはおすすめできません。

日本語以外に得意な言語があるという人や、翻訳経験があるという人一度無料登録してレベルテストを受けてみてはいかがでしょうか。

ノースキル・初心者で稼ぐのであればスキルがなくても簡単に始めやすい副業を選ぶのがおすすめです。