漫画は日本のみならず、今や海外でも注目されているイラストとストーリーが織りなすアートです!
しかし、売れっ子漫画家として活躍している人は一握りという厳しい世界でもあります。
一昔前は漫画編集者の目にとまりデビューするのが一般的でしたが、近年はSNSなどインターネットの発達により少しずつですが変わってきました。
サラリーマンのように無関係な職業でも趣味として漫画を描き、そこからデビューした人も少なくありません。
今回は「漫画家」にフォーカスし、仕事内容からおすすめの副業についてご紹介します。
漫画家の仕事とは?
まずは、漫画家についての基本情報をみていきましょう。
漫画家の仕事内容
漫画家は、個性あふれるイラストと独創性の高いストーリーを組み合わせ、独自の世界を表現するアーティストです。
漫画には様々なジャンルが存在し、子供から大人まであらゆる志向を持つ読者に読まれており、なかには日本を飛び出し海外で翻訳されて読まれる漫画作品もあるほどです。
漫画作品を発表する場は広がりをみせ、漫画雑誌はもちろん、スマートフォンやタブレット端末で読めるデジタル漫画などがあります。
漫画家のなり方
漫画家になるのに特別な試験はありませんが、強いていうなら漫画編集者に認められることがひとつの試験といえるでしょう。
売れっ子漫画家は、漫画雑誌や出版社と契約を結び、そこで漫画作品を連載しています。
そこに到達するために、専門学校や美術系大学に通って専門スキルを身につけたり、プロ漫画家のアシスタントになり経験を積みます。
そして、各雑誌が設けている新人賞へ応募したり、編集部へ持ち込みをしてデビューのチャンスを狙います。
漫画家の収入
収入のメインは原稿料です。
この原稿料は、「1ページ、〇円」と単価があり、何ページ描くのかによって決まります。そこに、カラーページであったり、表紙ページなどの条件によって更に原稿料は上がります。
書籍が販売されると印税も入ってくるので、売れっ子漫画家になればなるほど収入は増えていきます。
イラストが不得意でも漫画家になれる?
近年はひとつの漫画作品を、原作者と作画者というように複数の製作者で作ることも珍しくなく、漫画雑誌の新人賞募集でも「原作者部門」が設けられるようになっています。
ストーリーには自信がある、イラストには自信があるという人たちがタッグを組むことは適材適所というスタイルになり、新たな漫画家への道が開けます。
漫画家におすすめの副業
現在プロの漫画家として活躍している人は多くないですが、趣味で漫画を描いている、かつては漫画家を目指していたなど漫画家に必要なスキルをお持ちの人は多いでしょう。
スキルを使って収入を増やすことはもちろん、副業で経験を積んで再びプロを目指すのも良いかもしれません。
似顔絵作成
結婚式のウェルカムボードや引退する仕事仲間へのプレゼント、名刺やポスターなどPRに使うなど、似顔絵が使われるシーンは幅広くあります。
友人や知人から依頼を受ける方法もあれば、スキルシェアサービスの「ココナラ」を利用し全国各地にいるココナラ利用者から受注する方法もあるので、自分のやりやすい方法で行ってください。
LINEスタンプ
自分のオリジナルイラストや面白いアイディアがある人は、チャレンジしてみるのも良いでしょう。
出品するスタンプ数が8個という少ない数からでも受け付け可能になったことや、審査期間も数日と短期間になったことで、気軽に製作しやすくなりました。
オリジナルイラストの販売
似顔絵やLINEスタンプでイラスト関連の副業に慣れてきたら、次のステップとしてイラスト自体を販売するのも良いでしょう。
「SKIMA(スキマ)」というサービスを利用すればオリジナルイラストはもちろん、ホームページやブログに使うロゴなども販売できます。
このサービスはコミッション方式を採用しており、誰でも個人のイラストレーターとやりとりができるようになっています。
ここで似顔絵を販売するのも良いでしょう。
グッズ販売
自分のイラストをあしらったTシャツや文房具などのオリジナルグッズを販売します。
ネット販売に特化した「STORES(ストアーズ)」や「BASE(ベース)」などのサービスや、グッズの作成から販売まで一貫して行える「SUZURI(スズリ)」などを利用すると手軽に始めることができます。
シナリオ作成
YouTube動画のシナリオや短編小説のストーリー構成など、原作者としてのスキルを活用した副業です。
シナリオ作成なら、基本的な文章が書ければ残りは依頼者(動画作成者など)がそれを形にするので小説家のような表現方法はできなくても問題ありません。
様々なジャンルの動画が投稿されるYouTubeですが、スカッとする話や衝撃的な話などの体験談風ストーリーや、都市伝説系のオリジナルストーリーなどを簡単なアニメーションにして投稿する動画も増えてきました。
「クラウドワークス」にはシナリオ作成の案件も多数出ていますし、自宅でできる案件がほとんどです。
空いた時間にやりやすい副業はメリットが多く、無理なく長く続けやすいです。
そして、シナリオ作成のセンスが認められれば継続案件を受注できる可能性も出てくるので、とてもやりがいがあります。
インターネット上でオリジナル作品を発表する
この方法は収入ではなく、自分の作品を知ってもらうことに重点をおいた副業です。
TwitterやpixivなどのSNSツールを使えば多くの人に見てもらえる機会ができ、話題になれば書籍化も夢ではありません。
もちろんすぐに軌道にのる副業ではないので、ここで紹介した他の副業の宣伝部門として組み合わせると良いでしょう。
すぐにでも収入につなげたければ、自分のブログやサイトを立ち上げ、そこで作品を発表する方法があります。
安定したアクセス数が確保できるようになれば、そこで広告収入を得ることが可能です。
まとめ
近年は、インターネットの発達により様々なツールで作品を手軽に発表できるようになっています。
それでも漫画家として収入を得ることは安易ではありませんが、副業として始めることには希望が出てきたといえます。
視野と選択肢を広げて、自分に合った副業でスキルを活かしてください!