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ランサーズとクラウドワークスはどっちがおすすめ?それぞれの違いを比較してみた

比較

クラウドソーシングサイトの代表的な存在であるランサーズとクラウドワークス。副業を始める時にどちらに登録すればいいのか迷ってしまう人が多いのではないでしょうか。

ランサーズとクラウドワークスのサービスの違いを細かく比較して紹介します。

これを読めば、どちらのサービスが自分により合っているのかわかるでしょう。


ランサーズの特徴

運営会社

2008年に設立されたランサーズ株式会社は、東京証券取引所のマザーズに上場し、連結で175人の社員が働いています。

テクノロジーを使って、働き方の変革を促し、時間や場所にとらわれずに自分らしく働ける社会を作ることをミッションとして、フリーランスや副業を広めてきました。

企業と個人をつなぐプラットフォーム「ランサーズ」の運営だけでなく、フリーランスの紹介事業、業務代行などフリーランス支援の業務を拡大しています。

利用者数

ランサーズは利用者数を公にしていませんが、40万社以上の依頼があることから、数百万人以上の登録者がいると想定されます。

ランサーズの登録は個人・法人問わずに無料で、メールアドレスとパスワード、自分で設定するユーザー名を決めて簡単に登録可能です。プロフィールやスキル、経験をアピールして仕事の受注をアップさせることができます。

本人確認は必須ではありませんが、本人確認することで受注できる仕事の幅が広がり、信頼性が高まるでしょう。

仕事の案件数

ヤフーやソニーなどの大手企業から中小企業、個人からの依頼まで、1,832,591件の仕事が募集されています。(2021年8月13日現在)

月によって全体的な案件数は上下していますが、安定的に200万件前後の案件を見つけられるでしょう。

案件数が多い仕事

案件には277種類のカテゴリーがありますが、大まかなカテゴリーは8種類あり、システム開発、Web制作、デザイン制作、ライティング、作業系タスク、写真、翻訳、コンサルです。

タスク系仕事は473,481件とカテゴリーの中で最も多く、ライティング859,847件、デザイン制作174,686件、Web制作121,649件、システム開発は68,395件でした。(2021年8月13日現在)

どんな人が稼げる?

タスク件数を含め案件数は多いですが、ランサーズで稼いでいる人のほとんどは何らかのスキルを持った経験者です。

応募時にスキルや実績が必要になるケースが多く、未経験者では応募できないことも。スキルや実績があれば、クライアントからのスカウトや大企業の案件に関われるチャンスがあり、高い単価が期待できます。

特にライティングの案件数が多く、ライターを希望する人に有利です。

手数料と報酬の支払い方法

ランサーズで仕事を受注すると、報酬額に応じてシステム手数料を支払わなければなりません。

タスク形式の案件では一律20%の手数料プロジェクトでは10万円以下の契約金額で20%10万円以上20万円以下で10%20万円以上で5%の手数料がかかります。

例えば5万円の報酬があった時、手数料で1万円がかかるため、実際に手取りとして受け取れる報酬は4万円です。

振込手数料は、楽天銀行を利用している場合には100円の振込手数料で済みますが、他銀行を利用すると500円かかります。月に2回の支払い機会はありますが、出金回数を減らすことで手数料の節約が可能です。

サポート体制

ランサーズでは、納品した後に確実に報酬が受け取れるように仮払い制度を採用しており、依頼者、受注者ともに安心して仕事を進められます。

カスタマーサポートがあり、不正の監視や利用規約に違反する利用者の退会措置などを行い、不正な案件が出回らないようにチェック。トラブル時には、トラブル解決のためのアドバイスを受けられます。

クラウドワークスの特徴

運営会社

2011年に設立された株式会社クラウドワークスは、東京証券取引所マザーズの上場企業で、社員数は162人です。

個人が収入を得られる方法をさまざまな形で提供し、金銭以外にも働くことを通じて人々を笑顔にしたいというミッションの元で、副業やフリーランスの仕事をサポートしています。

クラウドワークスは、クラウドソーシングサイトの「クラウドワークス」のほか、習い事のマッチングサービスやオンラインに特化した在宅アシスタント提供や週3日の案件紹介などのサービスを運営しています。

利用者数

登録者は442万人、72万社の企業がサービスを利用しています。(2020年9月時点クラウドワークス発表)

クラウドワークスの登録に必要なものは、メールアドレスとパスワード、名前だけで、登録すればその日から仕事の開始が可能。仕事はニックネームで受注可能で、本人確認は任意です。

プロフィールでスキルや経歴を記入することで、受けたい案件に沿ったスカウトメールが来るでしょう。

仕事の案件数

募集されている案件数は364,553件(2021年8月13日現在)で、誰でも応募できる案件や継続案件のプロジェクトが多いです。

オープンされている案件以外に、クライアントから別案件の提案などがあります。

案件数が多い仕事

仕事のカテゴリは、カンタン作業、システム開発、Web制作、デザイン、ライティング、翻訳、写真、音楽、ビジネスなど16カテゴリーに分かれており、200種類以上の種類があります。

案件数が多い順にカンタン作業139,038件、ライティング110,926件、デザイン26,654件、写真22,512件、ECサイト16,680件でした。(2021年8月13日現在)

どんな人が稼げる?

クラウドワークスでは、データ入力やアンケートなどの「カンタン作業」の案件が最も多く、タスク形式ですぐに仕事に取り掛かれます。

ライティングなどの仕事では、初心者歓迎で丁寧なマニュアルを用意しているクライアントも。経験やスキルがない場合、クラウドワークスで実績を積むことができるため、初心者や副業を始めたい人に最適です。

手数料と報酬の支払い方法

クラウドワークスでは、報酬に応じたシステム手数料がかかります。

10万円以下の契約金額で20%10万円以上20万円以下で10%20万円以上で5%タスク形式の案件は一律20%です。1万円の報酬の仕事を受ける場合、手取り収入は20%の手数料を引いた8,000円になるので覚えておきましょう。

支払いは月に2回ですが、振込手数料が楽天銀行では100円、他銀行では500円かかるため、報酬をキャリーオーバー方式にして、決まった金額に到達したら振込を行う設定が可能です。

サポート体制

クラウドワークスでは、悪質な仕事が公開されないように24時間体制での監視を続けています。

クライアントが仮払いを行った上で仕事をするため、納品後は報酬を確実に入手可能。利用する上で生じる疑問は、よくある質問のほか、問い合わせフォーム、みんなのお仕事相談所で解決することができるでしょう。

みんなのお仕事相談所は、ユーザー同士で質問や悩みを解決する場所で、掲示板のように気軽に相談できます。

まとめ

クラウドソーシングサイトといえばランサーズとクラウドワークスですが、似ている2つのサービスには違いがあります。

ランサーズは案件数は多いものの、ライティングやデザインに強みがあり、スキルがある経験者が優遇される傾向です。実績やスキルがあり、経験を副業で活かしたい人に向いています。

クラウドワークスの案件数はランサーズより少ないですが、カンタン作業やライティングなど未経験者でも始められる案件が多く、誰でも気軽に仕事に挑戦できます。

副業を始める人やこれから実績を作りたい人におすすめです。自分のスキルや目的に合わせて2つのサイトを活用しましょう。