副業基礎知識

初心者からイラストを副業にして稼ぐ方法

イラストを描く人

会社員としての給料だけじゃ心もとないので、副業をして生活を安定させたいという方は多いのではないでしょうか。
ここでは、様々ある副業の中でイラストを活用して収益を得ていく方法について解説していきます。

まだイラストでお金をもらったことがない初心者の方や、イラストの仕事の幅を広げていきたい方の参考になればと思います。


初心者からイラストの副業で稼ぐ方法


イラストはある程度描ける自信があるけど、これまで報酬をもらって描いたことがないという初心者の方に向けて、イラストレーターの仕事内容からイラストを用いた副業で稼ぐ方法・手段について解説していきます。

イラストレーターの仕事内容


まずはイラストレーターの仕事内容を紹介していきますね。

イラストレーターはその名の通り、イラストを描く人のことです。(このあたりは言わずもがなですね)
「イラストレーター」という肩書きを名乗るためには、特別な資格や実績は必要なく、名乗ったりプロフィールに書いた時点で一応はイラストレーターとして成り立ってしまいます。

イラストレーターとして収益を得ている人たちは大きく分けて、

  • 企業に勤めていたり企業や個人から依頼をもらって収益を得ている人
  • アイデアを活かしたイラストや商品を作って販売し収益を得ている人


の2種類に分かれます。
どちらもイラストを描くことには変わりはないですが、指示をもらって要望に合わせて描くのか、自分の好きなイラストを描きたいかという違いがあります。もちろん、どちらもやっているイラストレーターも多いですが、副業として始める場合はどちらかに絞って始めた方がまとまった収益が出るまでの時間が早まります。

仕事の依頼を受ける方法


依頼を受けてイラストを描くイラストレーターは、こういうイラストを描いて欲しいという要望をもとに、イラストの詳細を詰め、見積もりを出し、納期や納品形式など一通り決めてイラスト作成を始めます。人によってはイラスト作成に入る前に入金してもらう場合もありますが、納品後の入金が良いかどうかは人それぞれです。(クライアントによっては実際に入金されるまで数か月後になってしまうという場合もあります)


クライアントとコミュニケーションをとってイラストの傾向を詰めていくので、要望に応えるために大変なこともありますが、仕事をしやすいパートナーだと思ってもらえれば定期的に依頼をもらえるようになるので安定収入を目指すには良いかも知れません。

イラストの仕事を受けるためには、自分がどんなイラストを描いているのかをクライアントに知ってもらう必要があります。イラストを知ってもらうきっかけとしては以下のようなものがあります。

  • SNSにアップしているイラストを見てもらった
  • ポートフォリオサイトを見てもらった
  • クラウドソーシングサービスで募集をかけた
  • 自分で営業をかけて見てもらった
  • イラスト掲載サービスで見てもらった
  • 友人の紹介


など

様々な方法がありますが、とにかく人の目にとまることが大事なのでやれることはどんどんやってみましょう。

クラウドソーシングサービスに登録

クラウドワークスやランサーズといった大手サービスを利用してみましょう

SNSで描いた絵を定期的に公開する

ピクシブなどのイラストレーターが集まる専門サイトもあるけど初心者の参入障壁は高い(ハッシュタグ丁寧につけると見つけてもらいやすい)

友人・知人から紹介してもらう

積極的に身近な人に描いた絵を見てもらう。イベントにでかけて色んな人と名刺交換をして話すことでもきっかけになる

企業への営業・売り込み

直接会うとかじゃなくてメールでもいいので自分のイラストを見てもらう。大手出版社とかでも様々なイラストレーターを求めているので意外と頼んでくれる。ただし安い

ホームページを作っての依頼は受けづらい

ホームページを作って集客という方法もあるが、イラスト専門サイトはSEOの知識などないとなかなか集客が難しい。SNSからのリンクを踏んでもらうしかサイトへの流入は見込めない。ホームページを作る手間やサーバー代などを考えると、結局SNSに載せたイラストを見てもらう方が効率的。SNSでの見せ方、見てもらう方法を考えましょう

アイデアを活かしたイラストや商品を作って販売し収益を得る方法


「アイデアを活かしたイラストや商品を作って販売し収益を得ている人」というのは、LINEスタンプを作って売る人やオリジナルキャラクターを考えてグッズを売る人、adobe stockやPIXTAといったいわゆるイラストストックサイトでイラストを販売する人などのことを指します。クライアントがいない分、自分の好きに描けるというメリットがありますが、収益に結び付くまでに時間がかかることがデメリットとしてあげられます。


活動の場次第で仕事内容は変わってきますが、ただイラストを描くだけじゃなくて、描いたイラストをどうすれば色んな人に知ってもらえるかという作業が必須になってくるので、SNSの運用が得意だったりユーザーの需要を想定できるマーケティングスキルがあったりする人はこちらのスタイルでイラストを描いていくのもおすすめです。

◇イラストを販売できるサービス例

  • ストックイラストサイト ・・・有料のイラスト素材サイト。サイト名の例としては、Adobe stock、PIXTA、i Stock、イラストAC、imagemart
  • LINEスタンプ販売 ・・・メッセンジャーアプリのLINEで使えるスタンプを作って販売できる。かつては40個しっかり作らなくてはならない上に審査が厳しく参入が大変だったが、今は8個から作れて審査も甘く早くなっている。ただしライバルが多い
  • グッズ制作サービス ・・・SUZURI、ピクシブファクトリーなどでイラストデータを入稿してTシャツやマグカップを売れるサービス。無料で簡単に作れる

イラストの単価の相場はどれくらい?


イラストの依頼をもらって描く場合、いくらくらいに設定するのが妥当なのでしょうか?
日本イラストレーター協会(JIA)のサイトに掲載されている相場は以下のようになっております。

パンフレットなどで10cm角に納まるくらいの小カットとして使用する場合、モノクロイラストで1点あたり3,000円~5,000円、カラーで5,000円~10,000円というところが相場です。

ただし、相場はあくまで相場で、ネームバリューのある人や実績のある人であれば同じイラストを納品する場合でも10倍くらい高くなることもあります。
また、テレビCMに出るようなイラストを描く場合と雑誌の挿絵として描く場合でも単価がまるで違ってきます。

利用用途や著作権譲渡の有無、納期までの緊急性などを加味して価格を設定しましょう。

実績がない初心者だと遠慮した料金を提示してしまいがちですが、イラストを描く能力に自信があるのなら最初でも自信をもった金額を提示した方がクライアントも安心してくれることも。(逆に「私も初心者で~」とか言うとなめられたり不安がられる)
予算と合わないと断られることもあるけど、実績のあるプロでも同じように断られるものなので強気でいきましょう。

年間20万円を超える収入になった場合は確定申告が必要


副業で1年間の収入が20万円を超える場合、確定申告が必要です。
確定申告をすると住民税が高くなる関係で勤務先に副業をしていることがバレる可能性があります。就業規則で副業禁止になっている場合トラブルになるかも知れませんが、年間20万円の収入を超えていて確定申告をしないのは脱税となり、重加算税が課せられてしまうので必ず申告するようにしましょう。

会社にバレたくないという方は以下の記事を読んでみてください。

まとめ


初心者の方向けにイラストで稼いでいく方法を解説しました。
いずれの方法も結局、イラストが描けることが前提で解説しているので、まずは仕事を受けられるくらいのスキルを磨きましょう。
スキルを磨いたからといって人の目に触れないことには依頼も来ないし、商品も売れないのでこの記事を参考にして頂ければ幸いです。