ハッシュミーはワーカーとクライアントを仲介する、フリーランス向けエージェント型の複業マッチングサービスです。
「副業」とは正しくは本業が別にある人がサブ的な意味合いで使う言葉ですが、最近増えてきた「複業」はすべての仕事がメインであり、本業と副業というように優先順位を付けない言い方です。
2017年に登場し、副業ブームの到来からユーザー数は2000人を上回りますがまだまだ新しいサービスのため、評判や口コミがあまり無く登録を迷っている方も多いのではないでしょうか?
今回はハッシュミーの仕事内容や始め方について詳しく解説していきます。
ハッシュミーとは?
ハッシュミー(#me)は、株式会社ココドルが運営する複業マッチングサービスです。
国内初、LINEからの案件検索・応募が可能なのが特徴です。
登録ワーカーは「ミーズ」と呼ばれ、ハッシュミーと業務委託契約を結び、ハッシュミーがエージェントとなって代わりに条件交渉や仲介のサポートをしてくれるのが特徴です。
クライアントとはプロジェクトごとにその都度契約を結ぶため、ひとつの会社に縛られたくないという人にもおすすめのサービスです。
また、契約を結ぶ際は必ずミーズ・ハッシュミー・クライアントの三者で面談が行われ、きちんと納得した状態で仕事を開始することができます。
ハッシュミーの仕事内容
ハッシュミーは初心者向け案件からプロ向け案件まで、自分のレベルにあった案件を探すことが可能です。
案件は以下の三つの難易度のレベル分けがされています。
- 初心者向け
- 実務経験者向け
- 専門性のある人向け
各案件ごとで確実なレベル分けがされているというよりかは、案件の内容によって自分のスキルで対応できるかどうかを確認しながら応募していくのがおすすめです。
クラウドソーシングサービスのようにひとつの仕事を納品して終わりというわけではなく、3ヶ月ごとのプロジェクト案件が基本です。
仕事の案件としては、デザイナー、セールス、マーケティング、人事、PR広報、エンジニアなどが多いですが、それ以外にもカメラマンやライターなどといった職種案件もあります。
ハッシュミーの始め方
ハッシュミーの会員登録は公式LINEを友達追加することで完了となります。
友達追加が完了すると募集中の案件がみられるようになり、気になる案件に応募という流れです。
公式LINE登録〜応募までの流れ
ハッシュミーのLINE友達追加から仕事開始の流れは以下の通りです。
- ハッシュミー複業案件配信LINE友達追加
- 配信内容に合わせて申し込み
- ハッシュミー担当者から連絡を待つ
利用するかわからないうちから最初から登録情報をいろいろと記入する手間がなく、すぐに案件を探すことができるのが特徴です。
案件の情報には、以下のような詳細情報も記載がされています。
- 稼働場所
- 稼働期間
- 報酬金額
- 業務内容
- 応募資格
記載の内容から自分が応募できる案件か判断し、興味のある案件を見つけたら公式LINEのトーク機能から応募します。
配信される案件にはリモートワーク案件も多いため、在宅勤務を希望する人でも希望にあった仕事が見つけやすいでしょう。
応募後〜面談までの流れ
公式LINEから応募をしたあとは、経歴の確認やさらなる案件の詳細などをやりとりによって進められます。
書類提出や面談による選考が進められたあと、ハッシュミーの担当者を交えた三者面談があります。
面談によって最終的に相違がないかを確認し、条件に納得した上で業務委託契約を結び、仕事開始という流れになります。
ハッシュミーの報酬
ハッシュミーで仕事をする際、報酬は直接クライアントから振り込まれるわけではありません。
ミーズはハッシュミーを間に挟んで仕事にすることになるので、毎月の報酬は運営会社である株式会社ココドルから、当月末締め・翌々月10日に指定の銀行口座に振り込みされます。
報酬金額はその都度出金申請すればすぐにもらえるというわけではないので、報酬を急ぐ人は注意しましょう。
ハッシュミーのデメリット
ハッシュミーはまだまだ発展が期待できるサービスのため、デメリットもいくつか見当たります。
「#me(ハッシュミー)」というサービス名から、評判や口コミを調べようとしても似た名前の商品などが引っかかってしまい安全性やサービス内容がわかりづらい状態です。
実際に知名度はまだあまり高くないサービスなので、今後の発展によりネット上の口コミや評判の投稿も増えるにつれて検索に引っかかりやすくなることを期待しましょう。
初心者向けの案件があるとは限らない
ハッシュミーは初心者でも登録可能・応募可能ですが、初心者向けの案件が多いというわけではなく、募集が必ず見つかるわけではありません。
スキルがなく初心者の場合、応募しても競合で負けてしまうなど、不採用になるケースは多いと考えておきましょう。
案件に対するスキルがある人でも、ただ応募するだけではなく、過去の実績がわかるポートフォリオやアピールがないと、案件に通る確率は低くなるでしょう。
募集案件が少ない
ハッシュミーは2019年から開始のサービスで、まだまだ他の仕事マッチングサービスなどと比べて案件豊富とは言えない状態です。
自分に合った案件が見つからない場合は、他のサイトとの併用を考えるのが良さそうです。
また、クライアントによって報酬金額が異なるため、案件によっては報酬が思ったより低くなってしまう可能性もあります。
WEB開発系のスキル以外は仕事が見つかりにくい
ハッシュミーで案件募集をかけるクライアントの多くは、会社の重要なプロジェクトをこなす長期的な活躍を期待している場合も多いです。
そのため、単発希望だと選考において不利になることがあります。
WEB開発・プログラミング系の案件は比較的多い傾向にあり、希望する職種に合う人は良いですが、ライターやカメラマンなどその他の業種をメインとして仕事を探すにはタイミングが合わなければマッチングしづらいと言えます。
仕事開始までの段取りが面倒
クラウドソーシングサービスのように案件に「応募→契約→仕事開始」という流れにはならず、日程調整や三者面談という段階を踏むので、安心感がありますが、仕事開始までに若干時間がかかるのがデメリットです。
また、当然ながら採用は100%ではないため、時間をかけたにも関わらず採用されず仕事にありつけないリスクもあります。
まとめ
今回の内容をまとめると以下の通りです。
- ハッシュミーはLINEから案件検索・応募可能な複業マッチングサービス
- 仕事難易度は「初心者向け」「実務経験者向け」「専門性のある人向け」の3種類に分けられる
- 実際の募集案件は難易度表記がないので仕事内容で見極める必要がある
- 給与の支払いは翌々月10日
- まだまだ全体的に案件は少ない
- 契約までに時間がかかる可能性がある
もとから仕事に活かせるスキルがある人は条件交渉などによって高待遇になる可能性も高いです。
しかし、まだまだ仕事が少ないことやリモートワークの紹介もあるとは言え、まとまった時間で働けない専業主婦や学生などの副業には向いていないと言えます。初心者向けとあっても、同じタイミングでスキルのある人が応募すれば当然採用確率は低くなってしまいます。
まとまった時間が取れない人や現在スキルがあまりないという人は、まずは簡単にできる副業から始めてみてはいかがでしょうか。