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オンラインカウンセリングサービス「cotree(コトリ―)」のサービス概要とカウンセラーとして働く方法

cotree(コトリー)

cotreeは、誰でも気軽にメンタルヘルスについて考えられるような場を作りたいとの思いから提供が始まったオンライン上でのカウンセリングサービスです。
運営元は株式会社cotreeで、2014年の10月に本格的にサービスが開始されました。

サービスは主に2種類に分かれています。
1つは、自分が抱える対人関係の悩みや将来、仕事に対する不安などを相談できるカウンセリングです。
2つ目は、将来のために自分を変えたい前向きな気持ちを相談できるコーチングです。

相談できるカウンセラーは会社側で厳格な審査を行い、通過できた人しか登録されていないので相談者としては安心して相談できます。
ここでは、cotreeで仕事を受ける場合の方法やデメリットについて解説していきます。


cotreeのサービス概要

株式会社cotree(コトリ―)は、日本最大級のオンラインカウンセリングを手掛ける会社です。設立者は女性で、現代社会でメンタル面の悩みや不安を抱える人々に対して、病院のようにただ薬を処方するだけではなく、もっとひとりひとりに寄り添って、気軽に心のことを相談できる場を提供したいという想いで創られました。

2014年5月の設立以来、「やさしさでつながる社会の実現」を目標に、「優しくて頼れる隣人」として、多くの人々の心に寄り添いサポートしてきました。当初は、オンラインという形式が中々従来の心理療法業界に受け入れられませんでしたが、徐々に安心安全で気軽に利用できるシステムとして信頼を獲得してきました。
2014年10月には、専門家と相談者がオンラインでつながるカウンセリングサービス「cotree(コトリ―)」が開始され、当初は登録セラピスト6名ほどでしたが、今では180名以上の経験豊富なセラピストが在籍しています。設立から6年が経ち、累計利用件数は51,000件となっています。

一人一人の生き方の多様化に伴い、心の問題も人それぞれです。より多くの悩みに応えられるように、通常のオンラインカウンセリングの他に学生・法人向けのサービスや、個人向けコーチングサービス「cotreeアセスメントコーチ」など、様々なサービスの展開を行っています。また、今は時代の需要に応えるため、「新型コロナサポートプログラム(オンラインカウンセリング)」が無償で5000名以上の方々に提供されています。

現在応募できる職種は、登録カウンセラー・コーチ、エンジニアで、全てcotreeのホームページ上で応募することができます。必要事項を入力し、書類選考通過後に面談があり、業務委託契約を締結します。
多くのフリーランスの方々が活躍し、子育て中の方など様々なバックグラウンドをお持ちの方がそれぞれのライフスタイルに合わせて働いています。

カウンセラーの場合、ケース数の調整など自分で行えるのも魅力です。対面以上に様々な臨床ケースに触れる機会があり、カウンセラー自身の成長にもつながります。
また、登録カウンセラー専用コミュニティがあり、定期的な勉強会に参加するなどして、登録カウンセラー同士でケースについて話し合うことができます。どの職種も、自宅からのリモートワークも可能です。

cotreeで受けられる仕事

現在募集されているのは、登録カウンセラー・登録コーチ・エンジニアです。デザイナー・学生インターンスタッフ・未経験エンジニアの新規採用は現在は停止されています。
登録カウンセラーは、オンラインで話すカウンセリング(ビデオ・電話カウンセリング)とメッセージなどのやり取りをする書くカウンセリング(パートナー・プログラム)を行い、登録時の面談でどちらのタイプにするか選ぶことができます。

登録コーチは、コーチング分野に長けたグループ会社コ―チェットと共通の選考を行い、どちらの会社に所属するかなどもその際に決めることができます。

また、エンジニアも募集されており、正社員、契約社員、業務委託の中から働き方を選び応募することができます。勤務日数は週3,4,5日の中から選べます。

cotreeの仕事を受ける方法

どの職種もウェブ上の応募フォームより、簡単に応募することができます。登録カウンセラー・コーチは業務委託契約になります。

登録カウンセラーの場合

登録カウンセラーの場合、応募資格は公認心理師・臨床心理士・精神保健福祉士・キャリアコンサルタント・産業カウンセラー、業務内容はビデオ/音声でのカウンセリングまたはメッセージ形式のカウンセリングになります。

登録決定後に、どちらのカウンセリング対応になるか相談して決めます。

求められる人物像・スキル/経験は、cotreeの倫理基準・ルールに沿って、カウンセリングを実施できるかどうか、また3年以上・100件以上のカウンセリング実施経験を持っているかどうかです。

登録コーチの場合

登録コーチの場合、応募資格はコーチング関連のトレーニング経験・臨床経験100時間以上あるかどうかになります。審査時にはコーチングの面接とコーチングのデモセッション、デビュー前にはトレーニングがあります。


業務内容はビデオ/音声でのコーチング業務です。
書類審査通過後は、選考を共通化しているグループ会社のコ―チェット社から連絡があります。

エンジニアの場合

エンジニアの場合、cotreeをより良くするための機能開発と新しいプラットフォームの立ち上げを担当します。そのため、エンジニアとしての能力が高いだけではなく、メンタルヘルス、カウンセリングという分野、そしてcotreeという会社やサービスに深い関心があり、カウンセラーやユーザーと共に様々な心理的課題をシステム的・構造的に解決したいという熱意があることが求められます。


必須スキルは、Ruby on Rails 2年以上、Vue.js or Reactを一つのプロダクトで継続して一年以上、4-5人のチーム体制におけるプロジェクトマネジメント、スクラッチからプロダクトを作れる設計力/技術力を持っていること、ツール:git+githubの利用経験、その他技術の利用経験です。歓迎スキルは、cotreeのプロダクト戦略を立案できること、Vue.js or Reactを一つのプロダクトで継続して一年以上の経験があることです。

どの職種もホームページからは、実際の給与体制、詳しい報酬額などを知ることは出来ないので、面談が進んだ際にしっかりと確認するか、応募前に問い合わせる必要があります。

cotreeのデメリット

ホームページや他の募集媒体からは、実際の給与体制、報酬システムなどを知ることが出来ないので、実際に自分で問い合わせるか応募して面談まで進む必要があります。

より質の高いカウンセラー・コーチを採用しているため、経験がない方ではなく元々対面での経験がある方、資格を持っている方が重宝されます。また、常にスキルを磨き続ける姿勢を大事だとされるので、ちょっと初心者だけど副業でやってみようかな、というくらいでは採用されないでしょう。本業でもカウンセラー、コーチとして経験を積んできており、オンラインカウンセリングを通して更に臨床経験を重ねたい方や、元々カウンセラー、コーチだったが子育て中で思うように働区場所が得られていない、などという方におすすめです。

利用者がホームページで自らカウンセラーを選んだり、マッチングシステムによって選ばれたりするので、どのくらいのケースを担当できるかはよりその人の能力にかかってきます。

また、エンジニア募集も、メンタルヘルス・心理の分野において強い関心・問題意識を持っていることが必要とされます。会社の目標、使命に強く共感できる人が、より採用されやすいでしょう。

普段から、心の問題や社会問題に関心がある方、それらの問題を解決する手助けをしたいと思っている方には、ピッタリの会社だと思います。報酬のためだけではなく、心から現代社会のメンタルヘルスの問題について取り組みたい、より良い社会の実現に貢献したいという方におすすめです。