近年の働き方改革により、注目を集める副業。転職のきっかけとして、仕事終わりや休日を利用して収入を増やすなど始める目的は様々です。
今回は、あらゆる場面で活躍する警備員の副業についてみていきましょう。
副業を始めるなら、これまでに得たスキルや趣味・特技を活かした方が得るものは大きいです。
警備員は普段どのようなお仕事をしているのか、警備員のスキルを活かした副業はどのようなものがあるのか、ご紹介します。
警備員の仕事内容
警備員は、銀行などの金品輸送や、工事現場などの交通整理、建物の出入り口で不審者チェックをするなど、あらゆる場面で警備・警護に携わるお仕事です。
様々な警備業務があり、その内容は警備業法という法律により4つに区分されます。
1号警備業務
住宅や施設などで盗難や事故を防ぐための警備です。
施設警備や巡回警備などがこれにあたり、「警備員の仕事内容といえばこれ!」と特に認知度が高い警備業務です。
2号警備業務
工事現場の交通誘導や不特定多数の人が集まるイベントなど、通行に危険がある場所の安全を守るための警備です。
3号警備業務
貴重品運搬時の盗難を防止する警備です。
銀行の金品輸送や美術館の美術品輸送、核燃料の輸送が犯罪のターゲットにならないように行います。
4号警備業務
一言で表すとボディーガードで、人の身辺警護をします。
VIPや子供の見守り、ストーカー対処など様々な依頼があります。
警備員のなり方
必須資格があったり格闘技を習う必要はありませんが、警備業法により18歳以下の人は警備員になれません。
他にも条件はありますが、どれも「物事の判断が正しくできない」「5年以内の犯罪歴がある」など警備を任すには不安があるものばかりです。
警備員の報酬
警備員の平均年収は、約300万円です。
雇用形態や警備業務などによって多少金額は変わってきますが、他の職業と比較すると警備員は低い傾向にあります。
しかし警備員は景気の影響を受けにくく常に求められる職業なので、将来性については期待できます。
警備員におすすめの副業
警備員は法律により副業を禁止されていないので、お勤め先の就業規則次第で副業を始めることは可能です。
トラブルを起こさないためにも、事前に確認をしてからやり始めることをおすすめします。
うまく隠し通せたとしても、年末調整や確定申告で発覚する可能性があるのでルールはしっかり守りましょう。
近年は様々な副業がありますが、ここでは警備員の特性やスキルを活かした副業をみていきましょう。
デリバリー配達員の副業
警備のお仕事は、早朝出勤があれば雨の日にも屋外で警備をしたりと体力勝負の面もあります。
その体力を活かした副業としておすすめなのが、お店で受け取った料理をお客様の元へ届けるデリバリー配達員です。
Uber Eats
朝だけや休日の数時間など単発稼働ができ、配達手段は定番のバイクはもちろん自転車や車など自由に選択できるので、自分に合ったやり方で配達ができます。
給料・報酬システムは出来高歩合制なので、やればやるだけ収入はアップします。
参考リンク:Uber Eats
出前館
基本的な仕事内容はUber Eatsと同じですが、給料・報酬システムがちがい固定報酬制です。
そして配達は担当エリア制なので長距離移動はなく、ペース配分がしやすいメリットがあります。
どちらも自分のペースで稼働できるデリバリー配達員です。
デリバリーピザ店などとちがい時給制ではないので、自由度が高く体力に余裕がある時はバリバリ稼げるのがおすすめポイントです。
参考リンク:出前館
すき間時間を有効活用したインターネットでの副業
警備員の勤務体系はシフト制がほとんどですし、警備業務によっては閑散期があります。
働く時間や量を比較的自由に選ぶことができるので、副業時間とのバランスが取りやすいメリットがあります。
そこでおすすめなのが、インターネット上での副業です。
ポイントサイト
広告のクリックやアンケート回答などでポイントを貯めたり、サイトを経由してネットショッピングをしポイントを増やし、収入を得ます。
警備員の休憩時間には仮眠時間が設けられていることもあり、比較的休憩時間にゆとりがあります。
その休憩時間にスマートフォンでクリックするだけのポイントサイトは、瞬時に済むのでおすすめです。
クラウドソーシングサービス
インターネット上でお仕事を依頼したい人と受注したい人を、結びつけるサービスです。
プログラミングや翻訳などの専門的な案件以外にも、記事作成や簡単なデータ入力など初心者でも取り組みやすい案件もそろっています。
警備員だからこそ執筆できる記事作成案件など、スキルを活かすこともできます。
好きな時間に在宅でできるので、おすすめです。
スキルシェアサービス
警備員のお仕事をするうえで身につけたり・ついたりしたスキルを商品としてインターネット上でやり取りをします。
例えば護身術を教えるセミナーを開くのも良いでしょう。
「ココナラ」や「ストリートアカデミー」を利用すれば、手軽に集客することができます。
まとめ
人々の安全を守っている警備員は危険がつきものな仕事内容ですが、他の職業と比べると収入は低い傾向にあり、副業に興味を持つ人も多いでしょう。
日々の業務と関連した副業を選びスキルアップを狙うも良し、閑散期などの持て余している時間を副業にあて有効活用するのも良いでしょう。
副業はただ収入を増やしてくれるだけではなく、新たな出会いや気分転換などたくさんの魅力があります。副業を始めても最初は低い収入かもしれませんが、コツコツと実績を重ねることで少しずつ金額は上がっていきます。
そして警備員の特性やスキルを活かせば、更に大きな収穫が得られるでしょう。
警備員は体力的にも精神的にもとてもハードなお仕事なので、しっかりと休みをとることも重要です。本業と副業のペース配分をきちんとし、体を壊さないようにお仕事をしましょう。