副業でベビーシッターの仕事を選ぶ人が増えています。
共働きの家庭が増え、託児や送迎のニーズが高まっているからです。ベビーシッターになるには資格などが必要でしょうか。
ここでは、ベビーシッターになる方法や仕事内容、副業としてのベビーシッターについて詳しく解説します。
ベビーシッターになるには?
ベビーシッターになるには、特定の資格は必要ありません。
子供と楽しく遊んだり、子供のお世話をすることができれば誰でもベビーシッターになることができます。実際に20代の学生から孫を持つ70代の人までが活躍していて、ニーズが高い仕事です。
ベビーシッターとして働くには、ベビーシッター派遣会社やベビーシッターマッチングサイトに登録します。採用面接や登録審査では、子育て経験や語学や音楽の能力などを問われることが多いです。
保育士や幼稚園教論などの資格や習い事の指導ができる人は面接や審査で有利でしょう。
ベビーシッター資格認定試験は、民間のベビーシッター資格ですが、持っていることで保育に必要な知識を有していることが証明できます。
ベビーシッターの仕事
ベビーシッターの主な仕事は子供の世話が中心で、子供と一緒に遊ぶほか、送迎や知育など多岐にわたります。
保護者のニーズによって依頼内容は異なり、要望に応じて内容を考慮することが重要です。英語のレッスンやお絵かきなど知育を重要視している保護者も多く、スキルとしてそれらを持っていると指名されやすくなります。
自宅での保育が多いですが、公園に遊びに行ったり、単なる送迎、子供の食事の用意まで、依頼者によって依頼内容が異なることに注意しましょう。
ベビーシッターの報酬
ベビーシッターの報酬は、1時間あたり1,300円〜2,000円が多く、仕事の内容や、シッターの経験やスキルに応じて報酬は上がります。
保育士資格などを持っていると有利で、夜間のシッティングや宿泊保育などをすることで高時給を得られるでしょう。
シッターの働き方には2種類あり、給与として受け取る方法とフリーランスとして報酬を得る方法があります。
給与の場合には、会社に勤めているのと同じように企業が年末調整を行い、報酬の場合には自分で確定申告をしなければなりません。
ベビーシッターの仕事のメリットとデメリット
本業の仕事がある人でも、好きな日時を選び短時間働くことができるのがベビーシッターのメリットです。保育園のように、たくさんの子供たちを見る必要はなく、1〜2人程度の子供に集中できるので体力的に自信がない方でも安心して仕事を始められます。稼働日数を増やせばそれだけ稼ぐことができるので、主婦のパートや副業として選ばれている職種です。
デメリットは、子供の面倒を見るにはそれなりの責任があるということ。けがや病気などに注意するほか、いったん仕事を引き受けたら自分の都合で簡単にキャンセルできません。
子供や保護者に気に入られてリピートしてもらえれば安定的な収入を得ることができますが、マッチングサイトの場合には、登録していてもなかなか仕事が来ないケースがあります。
ベビーシッターの仕事探しにおすすめの方法
ベビーシッターを副業にしたいときにおすすめの方法を解説します。
ベビーシッターマッチングサイトで探す
ベビーシッターマッチングサイトとは、派遣会社を介することなくベビーシッターと直接取引ができるサイトです。
ベビーシッター会社が派遣する方法に比べ、自分で自由に働く日や時給を設定できる特徴があります。
登録にあたっては、選考や面談があり、自治体への届け出が必要です。
キッズライン
週1回から好きな時間で働ける「キッズライン」。
英語や運動など得意なことをオプションとして設定することで、保護者のニーズとマッチングしやすいのが特徴です。
賠償責任保険や依頼者の身元確認が整っており、安心して働けます。時給は1,300〜1,500円からスタートする人が多いです。
アイマム
「アイマム」は登録料などが一切なく、直接保護者と保育請負契約を結ぶマッチングサイトです。
送迎や自宅での保育などの依頼が多く、保護者の依頼投稿にエントリーする形でマッチングができます。
時給は1,500円程度までで依頼者により設定されていることがほとんどです。依頼者と直接面談を行った後にシッティングのサービスを開始できます。
コモリネット
2002年からシッターサービスを提供している運営母体の「コモリネット」は、シッターが安心して働けるマッチングサイトのひとつです。
保育に特化しており、シッター側が希望時給や希望日や条件などを提示してマッチングします。認証マークや評価で人気度が上がり、定期的な仕事依頼を受けることが可能です。
ベビーシッター派遣会社に登録する
ベビーシッター専門の派遣会社に登録することで、会社が割り振った場所でベビーシッターの仕事ができます。
保護者との価格交渉は必要なく、決まった時給が派遣会社から支払われる流れです。安定的に仕事があるほか、シフト制で融通を利かせて働くことができます。
ベアーズ
家事代行を時間制サービスを初めて開始した「ベアーズ」。
ベアーズで働くベアーズレディは、未経験からスタートした人が90%以上と多く、未経験者でも安心して仕事を始められます。保険や各種社会保険も完備しており、交通費が支給されます。安定的に副業したい人に最適です。
ラビットクラブ
ベビーシッターサービスで30年の歴史がある「ラビットクラブ」。
研修制度があり、コーディネーターがクライアントのニーズに合わせてベビーシッターを派遣します。会社がクライアントと契約し、トラブル発生時でも安心です。
ベビーシッターの副業の確定申告
ベビーシッターとして年間で20万円未満の収入を得ている場合には、確定申告を行う必要はありません。(別途住民税の申告は必要)
経費を除き年間で20万円以上の収入がある場合には、確定申告を行います。副業が解禁されている会社が増えているので、副業でベビーシッターをする人が増えてきました。
ベビーシッターで収入を得ている場合には副業ですので、確定申告を忘れないようにしましょう。
まとめ
自分の好きな時間を有効に使えるベビーシッターの仕事。
保育関連の資格を持っている人はもちろんのこと、子育て経験や子供に何か教えるスキルを持っていると、ベビーシッターの仕事に活かせます。
働く時間を増やせばそれだけ収入につながる仕事のため、自分のライフスタイルにあったベビーシッターの仕事を選びましょう。
時間がうまく取れない人やスキルなしの場合は初心者向けの副業から始めるのがおすすめです。