時間があればゲームをするというゲーム好きな人が多いのではないでしょうか。
好きなゲームを使って副業ができれば、趣味で副収入が得られます。ゲームに関連して副業をする方法はいくつかあり、自分に合った稼ぎ方を探すのがポイントです。
ここでは、ゲームで収入を得るための方法について解説します。
ゲームで稼げる時代に
2010年代にソーシャルゲームが登場してからは、家庭用ゲーム機以外にもスマホやオンラインでゲームをする人が増えました。
従来はゲーム会社やプロゲーマーが配信していた情報が、一般のユーザーによってYouTubeやSNSで配信されるようになったのです。芸能人やゲームが趣味のユーチューバーが、ゲームの実況中継や動画を配信することも。
ゲーム好きな人なら誰でも、ゲームの配信やゲーム関連の情報を提供することで収入を得ることが可能です。
ゲームの副業で稼ぐ方法・手段
ゲームの副業で稼ぐ方法・手段をご紹介します。
配信者になる(ストリーマー)
YouTubeなどでゲームを実況したり、配信するのが配信者(ストリーマー)です。
ゲームで実際にプレイする動画を配信して、広告収入やユーザーからの投げ銭で収入を得ます。動画配信には主に2つの方法があり、1つは事前にプレイした動画を編集してアップする方法。2つ目はライブ配信で行われるゲーム実況で、ユーザーとリアルタイムにコミュニケーションをとりながら、投げ銭をもらってファンを作ります。
ゲーム配信で人気となり、ゲームイベントの開催やタレント活動を開始する配信者も多いです。YouTubeだけに限らず、ゲーム実況をライブ配信で行う専用のアプリMildom(ミルダム)やライブストリーミング配信を行うTwitch(ツイッチ)などが人気で、ゲーム人気に伴い需要が高まっています。
YouTube
世界で月間20億人が利用しているという圧倒的なユーザー数を誇るYouTube。YouTubeでの広告再生は、1回あたり0.1円の収入が得られ、ゲーム実況だけで1億円以上を稼いでいるユーチューバーもいます。
動画配信、生配信の両方に対応しており、生配信の動画もアーカイブスとして残るため、再生数を伸ばし広告費を稼ぐことが可能です。
Mildom(ミルダム)
ゲーム専用のライブ配信サービスのMildomは、配信者ランクがつけられており、盛り上がったコミュニティほどランクがアップするシステムを採用しています。
配信者はランキングに応じて時給制の時間報酬が入手可能。400位以内で500円、上位になると1,500円で、1日最大4時間まで報酬が発生します。
Twitch(ツイッチ)
Amazonが提供する配信サービスのTwitch。海外ユーザーが多く、海外に向けて配信したい人に最適なプラットフォームです。
プロゲーマーやゲームメーカーなども利用しており、世界のゲームファンを集めることができます。
Twichでは、投げ銭のほか、月額課金のサポートや広告収入で稼ぐことができ、月500円で配信者のスポンサーをつけると、スポンサーが増えれば増えるほど収入が増える仕組みです。
コーチング
ゲームスキルや攻略法を知りたいユーザー向けに、ゲームをマンツーマンで教えるのがゲームコーチング。ゲーム版の家庭教師のようなイメージです。
コーチは、プロチームに所属しているプロだけではなく、ゲームスキルのある人であれば誰でもなることができます。コーチとユーザーをつなぐマッチングサイトやスキルシェアサービスが登場し、より気軽にゲームスキルの提供が可能になりました。
特定のゲームにおけるテクニックや音声、チャットのみのレッスンもでき、自分の都合がいい時間にレッスンを提供できます。
登録は無料で、ユーザーと金銭のやり取りをする必要はありません。販売手数料は、5%〜20%が多いです。
スキルタウン
コーチングの出品にあたり費用はかからず、気軽にスキルの出品が可能なスキルタウン。ゲームのタイトルを選択して、リアルタイム指導、動画添削などの指導方法を決めたら簡単に出品ができます。
出品用テンプレートがあるので、それにしたがって出品手続きをはじめます。出品価格は自分で決められ、1時間500円〜3万円までスキルに応じた価格で出品するのが一般的です。
取引手数料として出品価格の10%、振込手数料の300円がかかります。
GamerCoach(ゲーマーコーチ)
ゲーマーコーチでは、動画やSkypeなどでオンラインレッスンを提供するゲーム専門のコーチングサービスです。
ゲームタイトルは指定されていて、プロフィール申請の時に審査があります。1時間最低800円〜1万円で設定でき、1時間から25時間分のチケットを販売可能。
ゲーマーコーチの販売手数料は20%、振込手数料は540円〜756円です。
ライター
ゲームの知識や攻略方法などの記事を書くのがライターの仕事です。
特定のゲームや新作ゲームの情報をまとめたり、プレイした感想などを書きます。ライターは、職歴や年齢は問われず、ゲームが好き、ゲームが詳しいというのが応募条件で、基本的なPCスキルがあれば、誰でも簡単に記事を書くことができるでしょう。
ライターの仕事では、クラウドソーシングサービスを探すとたくさん案件があがっています。特にスマホゲームのニーズが高く、単価は0.7円〜1円ほど。通常の記事の単価よりも高く、すき間時間を活かすことが可能です。
文章を書くことに慣れれば、自分のブログやSNSでゲーム情報を公開し、アフィリエイト収入を得ることができます。
ランサーズ
日本最大規模のクラウドソーシングサイトのランサーズ。ゲーム関連のライティングを依頼したいクライアントが数多く案件を募集しています。
単価は0.3円〜1円で、初めてでもゲームの知識があれば簡単にかけるタスクの案件も多いです。報酬はランサーズが直接振込むため、報酬の交渉や確認は必要ありません。取引手数料は20%、振込手数料が500円かかります。
クラウドワークス
ユーザー数が316万人を超えるクラウドワークスは、クラウドソーシングサイトの代表的なサイトの1つです。
ゲーム記事やブログを定期的に発注するクライアントもあり、スカウト制度で経験により単価アップが期待できます。単価は0.3円〜1円ですが、プロジェクト案件で案件を受注するとより高価な報酬が受け取れるでしょう。
クラウドワークス上でやりとりができ、報酬はクラウドワークスから支払われます。取引手数料は20%、振込手数料が100円〜500円です。
アカウント販売
飽きてしまったゲームや使わないアカウントを販売する方法があります。
人気ゲームのアカウントやキャラクターを販売することはRMT(リアルマネートレーディング)と呼ばれており、専門のゲームアカウント販売サイトやSNSなどで販売可能です。
PCゲーム、モバイルゲームでは、人気ランキングがあり、アカウントの経験値やアイテム数、強さによって価格がアップします。購入者は、アカウントを購入するだけで、強いデータを使ってのプレイが可能なことから需要が高いです。SNSや掲示板を使った売買は、トラブルが多くお金が支払われないことがあります。
RMT業者を使えば、金銭のやり取りは仲介業者が行うため、トラブルに巻きこまれることを防げるでしょう。手数料がかかりますが、初心者はRMT業者を利用するのがおすすめです。
GAMETRADE(ゲームトレード)
ゲームトレードは、ゲームアカウントアイテムの売買ができる日本最大級のサイトです。
登録後はすぐに売買が可能で、代金支払いの仲介は運営側が行うことから安心、安全の取引ができます。フリマアプリのように誰でも手軽に利用でき、アカウントによっては高値での売買が期待できるでしょう。
取引成立時には8.8%の手数料が、振込時には220円がかかります。
Gameclub(ゲームクラブ)
ゲームクラブは、アカウントの売買ができるマッチングサイト。通常の定額出品のほか、オークション形式で、購入者によって高い値段をつけてもらうこともできます。取引で代金は運営側が預かるため、安心して取引が可能です。
利用手数料は7.7%、振込手数料は220円と相場より安い手数料が人気です。
ゲームマッチングサービス
ゲームを一緒にプレイしたいゲーマーをつなぐゲームマッチングサービス。登録は無料で、一緒にプレイしたいゲーマーの時間を購入することで、そのゲーマーに収入が入ります。
登録者は顔写真やプロフィールなどを掲載していて、1時間1000円など自分で単価を決めることが可能です。スキルやレベル、音声などでアピールして一緒にプレイするユーザーを募集します。
マッチングサービスでは、スキルが特別に高い必要はありません。マンツーマンで楽しく会話やプレイができることがより重要視され、オンラインデートのような役割を果たします。
男女問わずに多くのユーザーが登録していますが、特に容姿や声に自信のある女性ゲーマーは人気です。
nicee(ナイシー)
ナイシーは、台湾初のゲームマッチングサイトで、日本では2020年にサービスを開始しました。
特定のゲームプレイだけでなく、ゲームに関連した雑談や歌などを30分単位で販売することができます。レビュー制度も充実していて、人気になればそれだけ高い報酬を期待できるでしょう。
GameRoom(ゲームルーム)
ゲームルームは、ゲームプレイをしたい人同士をつなげるマッチングサイトです。
1時間500円のように自由に価格を設定できます。容姿が好みの女性とゲームを一緒に楽しむ、スキルのある人からゲームを教わりたいなどさまざまな使い方ができます。
ブロックチェーンゲーム
ブロックチェーンゲームは、仮想通貨のシステムであるブロックチェーンを使ったゲームです。
ゲームのデータが分散管理されるため、ゲームが終了してもアイテムを資産として残すことが可能になりました。アイテムやキャラクターが自由自在に使えるほか、ユーザーとの取引も可能です。通常のゲームと違うのは、ゲーム内に仮想通貨が使えること。仮想通貨を現金に換金することができるため、ゲームを通じて資産を増やすことができます。
通常のオンラインゲームは課金してもプレイしなくなったら終わりですが、ブロックチェーンゲームはキャラクターを強くすればするほど稼ぐことが可能です。キャラクターによっては、5万円〜10万円の仮想通貨が手に入ることもあります。
CRYPTO SPELLS(クリプトスペルズ)
日本最大級のブロックチェーンゲームのクリプトスペルズ。所有するカードでゲーム内外で自由にトレードができます。
ゲーム内に登場するアイテムは別のゲームで使用ができるなど、拡張性が高く、自由なプレイが可能です。無料でゲームを始められ、課金もクレジットカードで簡単。気軽にお小遣い稼ぎができるでしょう。
The Sandbox(ザ・サンドボックス)
コミュニティ型のブロックチェーンゲームのザ・サンドボックスは、キャラクターや空間を自由にデザインし、売買ができます。
ザ・サンドボックス内にあるショップで、自分の作品を自由に売買でき、販売目的で参加するユーザーも多いです。ゲーム開始には仮想通貨ウォレットを用意しましょう。
ゲームで副業の詐欺に注意
ゲームで副業という広告がYouTubeやSNSで目に留まることがあるのではないでしょうか。
大抵はLINEの友達追加などへ誘導され、返事がきたと思うとオンラインカジノの広告や勧誘であったという事例が多数発生しています。簡単に10万稼げるというような謳い文句の広告は、詐欺である可能性が高いです。オンラインカジノの広告で副業をすると、お金を使ってしまうことはあっても稼ぐことはほぼできません。
運営側はアフィリエイト報酬を得られるので、ユーザーがお金を使えば使うほど儲かる仕組みです。ゲームで副業ができるという広告やSNSに惑わされないようにしましょう。
まとめ
ゲームのスキルやゲームの知識、アカウントを活用すると、好きなゲームで副業ができます。
ゲーム配信やコーチング、ゲームマッチングサービスで、自分のスキルや得意なことから収入を得ることができるでしょう。新作ゲームや詳しいゲームの情報を記事にすれば、ライターとして活躍できます。ブロックチェーンゲームでキャラクターを育てたり、アカウントやアイテムを販売すれば臨時収入を期待できるかもしれません。
ゲームの副業詐欺には注意し、ゲームを楽しみながら副収入を得ましょう。